MRRエクスパンション率は、前月のエクスパンションMRRが翌月どのぐらい成長したか表す指標です。
当月のエクスパンションMRRと前月のエクスパンションMRRの差を前月のMRRで割ることで求めることができます。
今回のはサブスクリプション型のビジネスの支払いデータを利用します。データはこちらのページからダウンロードできます。
このデータは、一行が一人の顧客の月ごとの支払い履歴を表していて、列には以下の情報があります。
MRRエクスパンション率を計算するために「エクスパンション」の列ヘッダーメニューから、「計算を作成」の「標準」を選択します。
計算を作成のダイアログが表示されたら、計算エディタに(エクスパンション - lag(エクスパンション)) / lag(エクスパンション)
と入力します。
なお、lag関数は指定した列の前の行の値を取得する関数になるため、lag(エクスパンション)
によって、前月のエクスパンションを計算していることになります。
最後に新しく列を作成にチェックがついていることを確認したら、列名を「MRRエクスパンション率」に設定して、「この列の後に作る」に「最後の列」を選択して実行します。
これで、「MRRエクスパンション率」を計算できました。