今回は市区町村データを使用していきます。
データには市区町村コードがあります。
この市区町村コードは4桁の地域と5桁の地域があり、桁数に違いがあるようです。
これは市区町村コードのデータタイプが数値型になっているため、先頭にある0が取り除かれているからです。
そのため、全ての数値を無理やり5桁にして左側を0で埋めたいです。
そういった時には、str_pad
という関数を使うと、桁数を指定して値を埋めることができます。
str_pad関数は下記のシンタックスとなります。
str_pad(列名, width = 桁数, pad = 埋めたい値, side = 位置)
このsideに指定できる位置ですが、3つの種類があります。
side = “left”の場合は左側を、side = “right”の場合は右側の値を埋めることができます。side = “both”は特殊で、両側に値を埋めることができます。
今回の場合は、桁数を5にして左側の値を0で埋めたいので、下記のようになります。
str_pad(市区町村, width = 5, pad = 0, side = “left”)
市区町村コードの列ヘッダメニューからテキストデータの加工 (関数) のある文字列で埋めるを選択します。
計算を作成のダイアログが表示され、計算エディタには既にstr_pad
関数と引数の列名が入力されています。
計算エディタに下記のコードを入力して実行します。
str_pad(市区町村, width = 5, pad = 0, side = “left”)
市区町村コードの桁数を無理やり5桁にして左側を0で埋めることができました。