複数の列をまとめて一つの列にしたいときには、集約(Unite)という機能を使うことで簡単にできます。今回はこの集約(Unite)という機能について紹介していきます。
今回は自転車のレンタルデータを使用します。
例えば、年と月と日が別々の列になっていることがあります。
これらの年、月、日をまとめて一つの列にすることで日付型のデータにしたいとします。
そういったときは、集約(Unite)という機能を使うことで、複数の文字列をまとめて一つの列にすることができます。
集約したい列、今回は“Year”, “Month”, “Day”をMacならcommandキー、Windowsならcontrolキーを押しながら選び、列ヘッダメニューより「集約(Unite)」を選択します。
ダイアログが開くため、新規列名を“Date”に変更します。
区切り文字とは、これらのデータを結合する時に区切る文字のことで、デフォルトはアンダーバー( _ )となっています。
元の列を消すをTRUEにすると、元の列を削除することができますが、今回は比較したいためFALSEにして実行します。
年、月、日の列をまとめて、ひとつの日付を表す列を作ることができました。
しかし、まだキャラクター型のデータとなっているため、日付型のデータに変換していきます。
列ヘッダメニューから、「データタイプを変換」、「Date(日付) / POSIXct(日付時間)タイプに変換」を選び、「Year, Month, Day」を選択します。
ダイアログが開き、計算エディタにはすでに日付型に変換するymd
という関数と、引数(列名)が入力されているため、そのまま実行します。
これにより、キャラクター型のデータが日付型のデータに変わりました。
年、月、日で分かれていたデータを一つにまとめることで、日付型のデータとして扱うことができるため、ラインチャートでトレンドを見ることもできます。