Exploratoryで横に広がったデータを縦に広がったデータにする「Gather」という機能について説明します。
今回は世界の家畜生産量データを使用します。
データを取得してきたとき、多くのデータはチャートやアナリティクスに適した形のデータになっていません。
今回使用するデータを見てみましょう。
このデータでは、年の数だけ列があり、これらの横に広がったデータのことをワイド型と呼びます。
このワイド型のデータでは、チャートの軸に値を入れる時に、一つの年のデータしか選択できないといった問題が起こります。
例えば、ラインチャートを使って時系列のトレンドを見たいのに、X軸には一つの年のデータしか入れられないといったように。。
そのため、この横に広がったデータを縦に広がったデータ(ロング型)にしたいです。
そういった時に使えるのが、Gatherという関数です。
Explroatoryでは、UIで簡単にワイド型からロング型に変えることができます。
MacとWindowsでは「Shift」キーを押しながら、複数の列を選択し、列ヘッダメニューから、「ワイド型からロング型へ(Cather)」を選び、「選択せれた範囲」を選択します。
ダイアログが開くため、「開始列」と「終了列」を割り当てます。今回は、開始に“Y1961”、終了に“Y2017”を選びます。
新規列名にある、キー列(ワイド型の列を判別する列)にはYearを、値の列にはValueと入力して実行します。
これにより、年の数だけある列(ワイド型)を一つの年の列(ロング型)にまとめることができました。
ラインチャートのX軸に“Year”、Y軸に“Value”を割り当てることで、生産量のトレンドを見ることもできます!