チャート内に平均値や中央値、特定の値の線を引くことができるリファレンスラインの使い方をご紹介します。
リファレンスラインには下記のタイプがありますが、今回はその中でもよく使用される平均値と特定の値について説明します。
サンプルデータとして売上データを使用していきます。
このデータは1行が1注文で、列には注文日や売上、製品カテゴリーなどの列があります。
バーチャートを使って製品のサブカテゴリーごとの売上の平均値を可視化したチャートがあります。
X軸にはSub-Category(製品サブカテゴリー)を選び、Y軸にはSales(売上)の平均値(mean)を選択しています。
それぞれの製品サブカテゴリーごとの平均値は、全体の平均値と比べてどれだけ高い、または低いのかを可視化したいです。
そこで使えるのがリファレンスラインです。
Y軸のメニューから「リファレンスライン」を選択します。
リファレンスラインのタイプに「平均値(mean)」を選択して適用ボタンをクリックします。
チャート上にリファレンスラインとして平均値の線を引くことができました。
リファレンスラインにマウスオーバーすることで、平均値の値を確認することができます。
どの製品サブカテゴリーが平均値に比べて高い、または低いのかを確認していくことができます。
ラインチャートを使って売上の合計値の推移を可視化したチャートがあります。
X軸にはOrder Date(注文日)を選び、集計単位には丸め処理の月を選択します。Y軸にはSales(売上)を選び、集計関数には合計値(sum)を選択しています。
例えば、2014-01-01のように特定の日付に線を引きたいとします。
X軸のメニューから「リファレンスライン」を選択します。
リファレンスラインのタイプに「特定の値」を選択します。
データタイプが日付型の場合、値には日付を指定することができます。もし、データタイプが数値の場合は500のように指定できます。
今回は値に「2014-01-01」と入力し、適用ボタンをクリックします。
チャート上にリファレンスラインとして特定の値(日付)の線を引くことができました。
リファレンスラインのタイプが特定の値の場合は、値にコンマ(,)区切りを使うことで、リファレンスラインを複数指引くことができます。
最後に、リファレンスラインの設定にあるスタイルから「色」や「線の太さ」などを変更することもできます。