チャートの中でデータをフィルタする方法

右側のデータラングリングのステップでデータ自体をフィルタすることもできますが、実は特定のチャートのデータだけをフィルタすることもできます。これを、「チャート・フィルター」と呼びますが、こちらの紹介をします。

サンプルデータ

こちらの株価データを使用します。

特定のデータのみを表示する

このラインチャートでは、それぞれの企業の株価を月単位で可視化しています。

例えば、Appleのデータのみをラインチャートで可視化したいとします。

そういったとき使えるのが、「フィルタ」です!

チャートの左上にある「フィルタ」をクリックします。

ダイアログが開くため、列に企業を表す“company”を割り当て、演算子に「等しい」、値に“AAPL”と選択します。

すると、ラインチャートに表示されているデータがアップルの株価のみとなりました。

もし複数の値をフィルタで設定したいときには、演算子を「どれかに等しい」を選ぶことで、複数の値を設定できます。

結果は下記のようになります。

日付の期間を指定する

例えば、期間を指定して可視化したい時があります。

このラインチャートでは、2015年から全ての期間のデータが可視化されていますが、2018年以降のデータを見たいとします。

まず、日付の列である「date」列を選びます。

フィルタ演算子は「列」に選ばれた列のデータタイプによって変わります。今回は、日付型のデータなので先ほどとは少し違った演算子のタイプが表示されます。

今回は2018年以降のデータを見たいため、フィルタ演算子を「指定日以後」にし、値に2018と入力して実行します。

これにより、2018年以降のデータにフィルタしてラインチャートで可視化することができました。

「日付範囲」でフィルタする

日付の範囲を指定したい場合はフィルタ演算子に「日付範囲」を指定します。

指定した日付範囲でデータを可視化することができました。

「相対日付」を使ってフィルタする

今日の日付をもとに、前年や前月のデータ、直近Nヶ月のデータのみにフィルタすることもできます。

下記の設定では、最近の3ヶ月のデータのみにフィルタしています。

3ヶ月前の7月からデータを表示することができました。

複数のフィルタ条件を作る

同じチャートの中に複数のフィルタを作ることもできます。

例えば、日付を2018年以降とし、さらに企業をGoogleとAmazonの2つに絞りたいとします。

既に、2018年以降のデータに絞るためのフィルタを作っていたとすると、後は「+(プラス)」ボタンを押してもう一つのフィルタを作るだけです。

ダイアログが開くので、フィルタの設定をします。

これにより複数のフィルタを設定することができました。

また、複数のフィルタを設定している時は、ANDかORを選ぶことができます。

ANDの場合は、どちらの条件も満たしているものが表示され、ORの場合はどちらか一方の条件を満たしているものが表示されます。

参考記事

他にもExploratoryを始めるにあたって役に立つチュートリアルがあります。

興味がある方はこちらから。