例えば、下記のようにカテゴリーごとに売上高の前年比を求めたいとします。そういった時には、ピボットテーブルを使うと簡単にできます!
今回は、売上データを使用していきます。
ピボットテーブルはサマリ・ビューやテーブル・ビューからデータラングリングとして実行することもできますが、今回はチャートからピボットテーブルを使用します。
チャートタブから新しくチャートを作成します。
タイプにはデフォルトでピボットテーブルが選ばれています。
まずは、売上高の前年比を求めていきます。
行にOrder Date (注文日) を選び、集計単位に抽出の年を選択、値にはSales (売上) を選び、集計関数には合計値(sum) を選択します。
年ごとの売上合計を求めることができました。
前年比を求めるために、値に新しくSales (売上) を選び、集計関数には合計値(sum) を選択します。
2つ目の値のあるメニューから表計算を選択します。
計算のタイプに差の割合を選び、差の割合の計算方法に前の値(lag) を選択します。
売上高の前年比を求めることができました!
しかし、列の合計値が表示されているため、不要のため非表示にします。
合計から行のみを選択します。
これで、売上高の前年比を綺麗に表示することができました。
さて、ここから本題のカテゴリーごとに売上高の前年比を求めていきます。
2つ目の行にCategory (カテゴリー) を選択します。
しかしこのままでは、年ごとにカテゴリーの売上高の差を求めています。
CategoryをOrder Dateの前にしたいため、ドラッグ&ドロップで移動させます。
実は、ピボットテーブルや集計ではver5.5からドラッグ&ドロップをサポートしました!行や値の順番を変えたい時に設定し直す必要があったので、かなり嬉しい機能ですね。
まだアップデートしていない人は是非アップデートして試してみてください。
これで、ようやくカテゴリーごとに前年比を求めることができた。。と思いきや前年比を求めている列に注目してください。
カテゴリーがOffice SuppliesやTechnologyの最初の年である2017年の行に値があることがわかります。
本来であれば、2017年より前の値は存在しないので空白になりますが、前の行にあるFunitureの2019年の売上高とOffice Suppliesの2017年の売上高の差を求めてしまっています。
これは、表計算が全ての行に対して適用されているためです。
そのため、値の下にある緑の文字をクリックして表計算の設定をします。
表計算の方向に、列(グループ内で上から下、左から右)を選択します。
これにより、カテゴリーごとに表計算が適用され、カテゴリーごとに売上高の前年比を求めることができました!