サブスクリプションサービスに従事している人にとっては、顧客がどれくらい継続して使っているのかはとても大事な指標になります。
そこで、顧客の開始日と終了日からどれくらい継続して使っているのかを求めたいとします。
実は、単純に顧客の終了日から開始日を引くことで顧客の継続期間を求めることができます。
終了日 - 開始日
End_Dateの列ヘッダメニューから計算を作成を選択します。
計算を作成のダイアログが開くので、計算エディタにEnd_Date - Start_Date
と入力します。
これにより顧客の継続期間を日単位で求めることができました。
それでは、この顧客の継続期間をもとに分布を可視化してみましょう。
チャートタイプにヒストグラムを選び、X軸に継続期間の列を追加したいんですが、選択できません。
テーブル・ビューに戻り、この継続期間の列のデータタイプを見てみると、difftimeと言ったデータタイプであることがわかりました。
実はこのdifftimeは特殊なデータタイプで、日付/時間型のデータの期間を求める時に使用されます。
このままだとチャートで使用することができないので、数値データに変換します。
列ヘッダメニューから、データタイプを変換を選び、Numeric (数値) タイプに変換から日を選択します。
計算を作成のダイアログが表示されます。
計算エディタには、as.numeric
という数値データに変換するための関数と引数が2つ入っています。
一つ目の引数は列名で、2つ目の引数は日付/時間単位を指定できるunits
です。
このunitsにdaysを指定することで、数値に変換する際の単位を日にすることができます。
実行すると、顧客の継続期間のデータタイプを数値にすることができました。
これでヒストグラムのX軸に顧客の継続期間の列を割り当てることができました。
30日間のトライアル期間があるサービスでは当たり前ですが、顧客の継続期間は30日までが最も多いことがわかりました。