
Exploratoryの多くのチャートでは 「繰り返し」 がサポートされていて、選択した列のカテゴリーごとに同じチャートを並べて作成できます。

繰り返しを使うことで、例えば、従業員ごとのレーダーチャート、店舗ごとの月次の実績チャートを作成できます。
また作成したチャートはイメージファイルで書き出すことが可能ですが、繰り返されるカテゴリーがすべて1枚のイメージファイルに集約されてしまうため、1つ1つのチャートを個別の画像として受け取ることができませんでした。

そのため、1人ずつに配布したい場合は、繰り返しを使わずにフィルタで1人分に絞り込み、エクスポートし、次の人に切り替えて、という作業を人数分繰り返すしかありませんでした。
バージョン16.2からは、チャートイメージのエクスポートに 「繰り返しごとにイメージを生成する」 のオプションが追加されました。

チェックを1つ入れるだけで、繰り返しに割り当てた列のカテゴリーごとに画像が1枚ずつ生成され、それらがまとめて1つのZIPファイルとして保存されます。
今回は1行が1人の従業員を表し、列には従業員ID・氏名・部署・役職・性別・入社区分・年齢・勤続年数といった属性と、8つのコンピテンシー(行動特性)の数値スコアを持つ、従業員コンピテンシースコアのデータを利用します。

データはこちらからダウンロードいただけます。
チャート・ビューに移動し、チャートの タイプ に 「レーダー」 を選択します。続いて 入力タイプ に 「カテゴリ」 を選択します。

続いて「カテゴリの軸」 の 「選択…」 をクリックします。

すると「変数の選択」 のダイアログが表示されるので、「課題解決力」 をクリックし、シフトキーを押しながら 「専門知識」 をクリックして、8つのコンピテンシーの列をまとめて選択します。

これで、レーダーチャートの軸にコンピテンシーの8項目を割り当てられ、レーダーチャートが表示されますが、 「値」 の集計値の初期設定は 「(行数)」 なので、この状態では軸ごとの行数が描かれてしまいます。
そこで「値」 の列に 「(変数の値)」 を選択し、集計関数には 「MEAN(平均)」を選択します。

これで、全従業員のコンピテンシースコアの平均値をレーダーチャートで表示できました。

ここまでは全員分をまとめた1枚のチャートですが、これを従業員ごとに分けます。 繰り返し」の 「選択…」 をクリックし、「従業員ID」 を選択します。

一意な値が多い列を繰り返しに割り当てると、 「一意な値のチェック」 のダイアログが表示されます。今回の 「従業員ID」 は250件の一意な値があるため、チャートの描画に時間がかかる可能性があることを知らせてくれます。

今回は 「全ての値 (250件) をそのまま表示する」 を選択します。
すると、従業員IDごとにレーダーチャートが並んで表示されます。

最後にチャートの右上にあるエクスポートのボタンをクリックし、 「チャートをイメージファイルでエクスポート」 を選択します。

すると、「チャートイメージのエクスポート」 のダイアログが表示されるのですが、今回は、従業員ごとに画像を保存したいので、「繰り返しごとにイメージを生成する」 にチェックを入れ、エクスポートします。

すると、繰り返されるカテゴリーごとに1枚ずつ画像が生成され、全ての画像は1つのZIPファイルにまとめられるため、ZIPファイルの名前と保存先を指定します。
エクスポートが始まると、 「チャートイメージのエクスポート」 の進捗が表示されます。

「画像を書き出しています (63 / 250)」 のように、いま何枚目を処理しているかを確認できます。
繰り返しの数が多くて時間がかかるときや、設定を変えてやり直したくなったときは、 「キャンセル」 ボタンをクリックして中断できます。
エクスポートが終わると、 「確認」 のダイアログが表示され、 「20 個の画像を … に書き出しました。」 のように、何枚の画像をどこに書き出したのかを確認できます。

保存されたZIPファイルを展開すると、繰り返しの値ごとに1枚ずつ画像が入っています。
それぞれのファイル名は、繰り返しに選択した列の名前とカテゴリーの値をつなげた名称になっているため、名前を付け直すことなく、並べ替えたり、目的の1枚を探したりできます。
これで、繰り返しで分割したチャートを1枚ずつの画像として書き出し、そのまま配布できる状態にできました。