このノートでは、exploratory.ioを通してSalesforceに接続するのと同様のやりかたで、Collaboration Serverを通して、Salesforceに接続するための設定について説明します。
この設定によって以下のことができるようになります。
SalesforceにExploratory Collaboration Serverを通して接続するための前提条件は以下のとおりです。
この設定は、以下の3つのステップがあります。
以下で各ステップについて説明します。
すでにCollaboration ServerにSSL(HTTPS)が設定されていない場合は、こちらのNoteに従って、SSLの設定を行います。
Collaboration Serverを、SalesforceにApp(アプリケーション)として登録します。exploratory.ioがSalesforceのAppとしてSalesforceのサービスに接続するように、Collaboration Serverも一つの独立したSalesforceのAppとしてSalesforceに接続するため、この登録、設定が必要となります。
設定のクイック検索から「アプリケーションマネージャ」と入力してアプリケーションマネージャを開きます。
Lightning Experience アプリケーションマネージャが開くので右上の「新規接続アプリケーション」ボタンをクリックします。
新規接続アプリケーションの基本情報に以下の項目を設定します。
チェックボックスをチェックします。
https://<Collaboration Server Host>/oauthcallback
Collaboration Server Hostの部分を実際のホスト名に変えて設定します。
以下を選択します。
チェックボックスにチェックします。
チェックボックスにチェックします。
情報を入力後、保存ボタンをクリックします。
次へをクリックします。
すると以下の画面で登録内容を確認できます。
このあとの設定で必要となる、以下の2つの情報が表示されていますので、これらの文字列を控えておきます。
もしIPアドレスでのアクセス制限を緩和したい場合は、ポリシーの編集をクリックします。
IP 制限の緩和の値リストから「IP 制限の緩和」を選びます。
Exploratory Collaboration Serverの圧縮ファイルを展開してできた、“exploratory” というディレクトリの直下にあるdocker-compose.ymlファイルのexploratoryコンテナのenvironmentの項目リストに、以下の3項目を追加します。
設定例:
exploratory:
environment:
EXPL_ADMIN_EMAIL: sample@yourcompany.com
EXPL_ADMIN_FIRSTNAME: Admin
EXPL_ADMIN_LASTNAME: User
... その他の設定...
EXPL_SALESFORCE_OAUTH_CLIENT_ID: 987654321
EXPL_SALESFORCE_OAUTH_SECRET: bbbbbbbbb
EXPL_OAUTH_CALLBACK_HOST: yourcompany.com
以上の設定のあと、Collaboration Serverを再起動すると、OAuthを通してのSalesforceへのアクセスが可能となります。