会計年度のデータを扱う際、年度と月の列から正しい日付型データを作成する必要があることがあります。例えば、2017年度の1月から3月のデータは実際には2018年のデータとして扱う必要があります。
このような年度表記から実際の年月への変換と、それを日付型データとして正しく扱えるようにする方法について説明します。
まず、年度の列から実際の年の値を計算する列を作成します。
年度列のヘッダーメニューから「値を置き換える」の「条件を指定」を選択します。
条件設定では、月が1月から3月の場合に年度の値に1を加算し、それ以外の月は年度の値をそのまま使用するように設定します。
「月」列が3以下(1月から3月)といった条件を作成します。
新しい値には「計算」を選択し、設定をクリックします。
新しい値には、年度 + 1
と入力します。
デフォルトのそれ以外の月(4月から12月)は年度の値をそのまま使用します。
新しく列を作成にチェックをつけ、列名を「年」として作成します。
これにより、実際の年の値を持つ列が生成されます。
次に、作成した「年」列と既存の「月」列を結合して、一つの文字列として扱えるようにします。
シフトキーを使用して「年」と「月」の列を選択し、列ヘッダーメニューから「複数の列を繋げる(Unite)」を選択します。
新しい列名を「年月」にして、実行します。
これにより年と月の値をまとめた列を作ることができました。
最後に、作成した「年月」列を日付型データに変換します。
「年月」列のヘッダーメニューから「データタイプを変換」を選択し、「日付 / POSIXct型 に変換」を選びます。データの並び順として「Year, Month」を選択します。
計算エディタが表示され、年月のデータを日付型に変換する関数が指定されています。そのため、そのまま実行します。
これにより、年度と月の列から日付型の列を作っていくことができました。