Exploratory アワー #418 - フィルタの複数の条件を「AND」または「OR」で実行したい

フィルタの複数の条件を「AND」または「OR」で実行する方法を紹介しています。

問題

データ分析では、単一の条件だけでなく、複数の条件を組み合わせてデータをフィルタリングしたいケースが多くあります。例えば、「特定の職種かつ特定の年齢以上」や「特定の職種または特定の年齢以上」といった複雑な条件でのフィルタリングが必要になることがあります。

解決方法

Exploratoryでは、フィルター機能を使用して複数の条件を設定し、それらの条件をAND/OR演算子で組み合わせることで、複雑なフィルタリングを実現できます。

今回は1行が1人の従業員を表し、列には年齢、職種などの属性情報を持つデータを利用します。

単一条件でのフィルター設定(データフレーム)

まず基本的なフィルターの設定方法について説明します。

「職種」列のヘッダーメニューから「フィルタ」を選択します。

フィルタのダイアログが開いたら、「どれかに等しい」を選択し、表示されるチェックボックスから「マネージャー」を選択して「実行」をクリックします。

これで職種が「マネージャー」のデータのみが表示されるようになりました。

複数条件の組み合わせ(データフレーム)

次に複数の条件を組み合わせる方法を説明します。

先ほどの「職種」でのフィルターに加えて、「年齢」列のヘッダーメニューから「フィルタ」から「以上」を選択します。

フィルタのダイアログが開いたら、値に「50」を入力して「実行」をクリックします。

フィルタのトークンが追加されましたが、デフォルトではAND条件となっており、「職種がマネージャーかつ年齢が50歳以上」のデータが表示されます。

条件をOR条件に変更したい場合は、フィルターステップ内の「AND」をクリックしてORに変更します。

これにより「職種がマネージャーまたは年齢が50歳以上」のデータが表示されるようになりました。

チャートでのフィルター設定

教育分野ごとの従業員数を示すチャートでも同様のフィルター設定が可能です。

チャート上部の「フィルター」ボタンをクリックして、フィルターのダイアログが開いたら、「年齢」列を選択し、「以上」で「50」を設定します。

続いて、改めてフィルタの「追加」ボタンをクリックし、「職種」列を選択して「等しい」から「マネージャー」を設定します。

フィルタ上部のメニューからAND/ORを選択することで、条件の組み合わせ方を指定できます。

これでチャート上でも複数条件を組み合わせたフィルターを設定できました。

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