集計と言えば普通は列単位ですが、これを知っていれば行単位でも集計ができるようになります。
summarize_row関数とany関数を組み合わせることで、複数の列のうち1つでも条件にマッチしていたらフラグをつけることができるようになります。
複数の質問(列)にわたって、各回答者が少なくとも1つの項目に満足しているかどうか(TRUEがあるか)を判定したい。
今回はアンケートデータを使用します。質問ごとに満足しているかどうかでTRUE、FALSEの値を持っています。
任意の列のヘッダーメニューから「計算を作成」の「標準」を選択します。
計算エディタには以下の計算式を入力します。
summarize_row(across(c(サービスの使いやすさ:価格)) == TRUE, any, na.rm=TRUE)
計算式の構成要素は以下となっております。
列の指定方法
個別に列を指定する場合:
c(サービスの使いやすさ, サービスの品質, サービスの機能の豊かさ)
範囲で指定する場合:
c(サービスの使いやすさ:価格)
新しく列を作成にチェックをつけて、列の名前を設定して実行します。
新しく列を作成することができ、TRUEの場合は指定した質問のうち少なくとも1つにTRUE(満足)と回答し、FALSEの場合亜hすべての質問にFALSE(不満足)と回答していることが確認できます。