売上と顧客数を1つのチャートで表現する際に、片方をバーに、片方をラインにして組み合わせたチャートを作りたいことがあります。
そこで、「マーカー」を変更することで、バーとラインを組み合わせたチャートを作る方法をご紹介します。
売上と顧客数という異なる単位のデータを同時に可視化する必要があり、それぞれを視覚的に表現するためにバーとラインを組み合わせたチャートを可視化したい。
以下のようにチャートタイプとして「バー」を使って、月毎の売上高を可視化したチャートがあったとします。
このチャートに顧客数のデータを追加します。
Y軸の2つ目のオプションに「顧客ID」列を割り当て、集計関数には「一意な値の数(UNIQUE)」を設定します。これにより、顧客IDの一意な値の数、つまり顧客数が計算されます。
売上と顧客数は異なる値の大きさを持つ列となるため、顧客数はY2軸に設定します。
Y軸のメニューから「Y1/Y2軸の指定」を選択します。
表示されるダイアログで、顧客数列からY2軸にチェックをつけます。また、Y2軸のラベルを「顧客ID」から「顧客数」に変更します。
これによって売上はY1軸に、顧客数はY2軸に設定することができました。
最後に、顧客数データの表示方法を「ライン」に変更します。
Y軸の顧客数(顧客ID)列のメニューから「マーカー」を選択します。
マーカーのオプションから「ライン」を選択して適用します。
これにより、顧客数データがラインチャートとして表示されます。
以上の手順により、売上(バー)と顧客数(ライン)を組み合わせた複合チャートが完成します。