Exploratory アワー #476 - ピボットテーブル: グループごとに最もよく出てくる値の件数を求めたい

ピボットテーブルでグループごとに最頻値(モード)とその出現回数を同時に求める方法を紹介します。この手法は、特に売上データなどの分析において、各市場で最も人気のある製品カテゴリーとその販売数を簡単に把握するのに役立ちます。

問題

解決方法

使用するデータは売上データです。各行が1つの注文を表し、列には注文日、マーケット、製品カテゴリー、製品サブカテゴリーなどの情報が含まれています。

Exploratoryでピボットテーブルを作成するために、行と値に以下のように指定します。

この時点で、各マーケットにおける最も頻繁に売れている製品サブカテゴリーが表示されます。

次に、これらの最頻値の出現回数を求めるために、「カスタム」を使って計算します。

値に新しい項目を追加し、「カスタム」を選択します。

計算式には、以下のように記載します。

count_if(製品サブカテゴリー, 製品サブカテゴリー == get_mode(製品サブカテゴリー))

今回はget_mode関数とcount_if関数を組み合わせており、それぞれの関数の説明は以下となります。

これにより、各マーケットの製品サブカテゴリーの最頻値とその最頻値の出現回数(行の数)を集計することができました。

この方法を使用することで、単に最頻値を知るだけでなく、その最頻値がどの程度の頻度で発生しているかを同時に把握することができます。

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