Exploratory アワー #490 - ナンバー: 前年同月比を表示する方法

Exploratoryのv10から、ナンバーで主要な指標とサブの指標を以下のように同時に表示できるようになりました。

この機能により、売上などの主要指標と、その前年同月比や前月比などの比較指標を効果的に可視化することができ、ダッシュボード上で重要な指標の変化を素早く把握したい場合に特に役立ちます。

役立つ人

ダッシュボードの作成者の方、予実や計数を管理している方にお役立ていただけます。

前年同月比や、前年同月差を計算しようとするとデータ加工の手間がかかります。

今回は、1行が1つの注文を表していて、列には注文日や売上などの情報をもつ注文データを使用して、データ上の最新月の売上と、その前年同月比を表示したナンバーを作成します。

まずはチャートビューに移動し、新しいチャート作成し、タイプに「ナンバー」を選択します。

次に値に売上、集計関数には合計値（SUM）を選択します。

続いて値のメニューから「差・変化率の表示」を選択します。

「差・変化率の表示設定」のダイアログが開いたら、「日付の単位で集計」にチェックをつけ、集計する日付列（例：注文日）を選択します。

なお、今回は月ごとの売上を表示したいので、日付の単位には「月で切り捨て」を選択します。

次に表示の設定で「メイン指標」に「最後の期間の値」を選択し、プレビューボタンをクリックして、最新月のデータを表示するように設定します。

プレビュー画面下部に表示される青いバーは、メイン指標として選択した現在の値を示します。

続いて、サブの指標（今回は前年同月比）を設定します。

前年同月比は、1年前との比較指標となるため、比較の対象に「前の期間の値」を選択し、期間を「1年前」に設定します。

続いてサブ指標の表示方法を選択します。

今回は、前年同月比を表示したいので、「差の割合」を選択し、プレビューボタンをクリックし、問題がないことを確認します。

なお、プレビュー画面に表示される赤いバーは、比較対象として選択した過去の値（1年前の値）を示します。

最後に、フォーマット設定で適切な表示形式を選択し、OKボタンをクリックします。

これで、データ上の最新月の売上と、その前年同月比を表示できますが、最後にチャートのタブメニューからチャートの名称を変更します。

これでデータ上の最新月の売上と、その前年同月比を表示したナンバーを作成できました。