Exploratory アワー #501 - 条件に合わせて時間データ(04:30)を使った計算をしたい

広告業界などでは配信時間が04:30などの場合は、24時間足して28:30と表現することがあります。

例えば、05:00以内の場合は24時間を足した時間に、05:00よりも後の場合は元の時間を使いたいとします。

そこで、時間データに対して条件に合わせて計算をする方法を紹介します。

問題

広告業界では、深夜帯の時間を24時間以降の表記(例:午前3時を27時)で表現することがあります。しかし、通常の時間データではこの表現ができないため、分析や報告書作成時に不便が生じることがあります。

解決方法

Exploratoryを使用して、以下の手順で時間データの条件付き計算を行います。

配信時間から時間部分のみを抽出

配信時間の列にはhh:mm形式で分まで持っていますが、時間(hh)部分のみしか必要ないため、時間部分のみを抽出します。

配信時間列のヘッダーメニューから「データタイプを変換」の「数値」を選択します。

計算エディターにはparse_numberといった数値に変換する関数が入力されているため、「実行」します。

条件付き時間変換

数値に変換された「配信時間」の列のヘッダーメニューから「値を置き換える」の「条件を指定」を選択します。

ダイアログが表示されるため、条件には以下のように設定します。

新しい値のタイプには「計算」を選び、「設定」をクリックします。

計算式には以下のように入力をします。

配信時間 + 24

次に、午前6時以降には元の時間をそのまま使用したいです。

デフォルトの新しい値のタイプには「列」を選択し、列には「配信時間」を指定します。

新しく列を作成にチェックをつけ、列名を「配信時間_修正後」と入力します。

これにより、5時以前の時間に24を加算し、それ以外はそのままの値を保持する新しい列が作成されました。例えば、元の配信時間が4時や5時だった行は、それぞれ28時や29時に変換されています。

ビデオ

参考情報

Export Chart Image
Output Format
PNG SVG
Background
Set background transparent
Size
Width (Pixel)
Height (Pixel)
Pixel Ratio