広告業界などでは配信時間が04:30などの場合は、24時間足して28:30と表現することがあります。
例えば、05:00以内の場合は24時間を足した時間に、05:00よりも後の場合は元の時間を使いたいとします。
そこで、時間データに対して条件に合わせて計算をする方法を紹介します。
広告業界では、深夜帯の時間を24時間以降の表記(例:午前3時を27時)で表現することがあります。しかし、通常の時間データではこの表現ができないため、分析や報告書作成時に不便が生じることがあります。
Exploratoryを使用して、以下の手順で時間データの条件付き計算を行います。
配信時間から時間部分のみを抽出
配信時間の列にはhh:mm形式で分まで持っていますが、時間(hh)部分のみしか必要ないため、時間部分のみを抽出します。
配信時間列のヘッダーメニューから「データタイプを変換」の「数値」を選択します。
計算エディターにはparse_numberといった数値に変換する関数が入力されているため、「実行」します。
条件付き時間変換
数値に変換された「配信時間」の列のヘッダーメニューから「値を置き換える」の「条件を指定」を選択します。
ダイアログが表示されるため、条件には以下のように設定します。
新しい値のタイプには「計算」を選び、「設定」をクリックします。
計算式には以下のように入力をします。
配信時間 + 24
次に、午前6時以降には元の時間をそのまま使用したいです。
デフォルトの新しい値のタイプには「列」を選択し、列には「配信時間」を指定します。
新しく列を作成にチェックをつけ、列名を「配信時間_修正後」と入力します。
これにより、5時以前の時間に24を加算し、それ以外はそのままの値を保持する新しい列が作成されました。例えば、元の配信時間が4時や5時だった行は、それぞれ28時や29時に変換されています。