Exploratoryには、チャートやダッシュボードの表示内容を動的に変更できるパラメーター機能があります。特に日付データを扱う際には、開始日と終了日を指定して期間を限定したい場合が多くあります。
そこで今回は日付の範囲を指定するパラメーターの設定方法について紹介します。
時系列のデータを扱っている方、指標をモニターしている方にお役立ていただける機能です。
日付の開始タイミングだけでなく、終了タイミングの両方を指定して、日付の範囲を指定して、データをフィルタしたい。
開始タイミングのパラメーターと、終了タイミングのパラメーターを作成し、範囲を指定するフィルタの中でパラメーターを設定して、日付の範囲の指定が可能です。
今回は、1行が1つの注文を表し、列には注文日の情報が含まれている注文データを使用していきます。
まずは開始日のパラメーターを設定します。
画面右上の「パラメーター」ボタンをクリックします。
パラメーターペインが開いたら「パラメーターを作成」ボタンをクリックします。
パラメーターダイアログが開くので、パラメーターの新規作成ボタンをクリックします。
パラメーター名に「Start_Date」、表示名に「開始日」と入力します。
データ型に「日付」を選択します。
今回はデータから日付の範囲を取得したいので、「データフレームから値を取得」にチェックを入れて、データフレームに「注文」、日付の列に「注文日」、ステップには最初のステップを選択します。
最後にデフォルトを「最初の日」を選択し保存します。
これで開始日のパラメーターを設定できました。
次に終了日のパラメーターを設定します。
基本的な設定は「開始日」のパラメーターと同じになるため、パラメーターの複製ボタンをクリックします。
パラメーター名に「End_Date」、表示名に「終了日」と入力します。
デフォルトを「最後の日」に変更し「保存」をクリックします。
これでパラメーターの設定は完了です。
続いて、フィルタを設定していきます。
「注文日」列のヘッダーメニューから「フィルタ」を選択します。
演算子に「範囲内」を選択します。
開始日のパラメーターに「Start_Date」を選択し、終了日のパラメーターに「End_Date」を選択し「実行」します。
これでフィルタの中でパラメーターを設定できました。
最後にパラメーターの挙動を確認します。
このパラメーターを利用したステップ以降で作成したチャートやそのチャートが含まれるダッシュボードがあれば、自動でパラメーターを収集するため、そのようなチャートやダッシュボードにおいては、パラメーターペインから値の変更が可能です。
今回はこのパラメーターを利用したステップ以降で作成したチャートに移動して、パラメーターペインをクリックします。
パラメーターペインが表示され、値の変更できることが確認できました。