チャートで可視化をしている時に、直近1年間のデータのみを可視化したいことがあります。
Exploratoryでは、「チャートフィルタ」と「表示する値の制限」のどちらかを使うことで、直近1年間のデータに絞り込むことができますが、チャートでリファレンスラインや表計算などを使っていた時には、どちらを使うと良いのかが異なります。
そこで、今回は「チャートフィルタ」と「表示する値の制限」の違いについて説明をしつつ、直近1年間のデータのみを可視化する方法について紹介します。
以下のように月毎に売上を可視化したラインチャートを使用します。
前年同月の値をリファレンスラインとして表示
Y軸のメニューから「リファレンスライン」を選択します。
リファレンスラインのタイプで「前の期間の値(TS_LAG)」を選択します。
期間の単位を「年」、期間の長さを「1」に設定して、適用をクリックします。
これにより、前年同月の値を可視化したリファレンスラインを表示することができます。
チャートフィルタ(リファレンスラインが不要な場合)
チャートの「フィルター」ボタンをクリックします。
フィルタには以下のように設定します。
この方法では、チャートで描画する前のデータ自体を直近1年間に絞り込むために、前年同月比を可視化したリファレンスラインが消えてしまいます。
表示する値の制限(リファレンスラインを保持したい場合)
X軸のメニューから「表示する値の制限」を選択します。
表示する値の制限には以下のように設定します。
この方法では、前年同月比を可視化したリファレンスラインを保持したまま、直近1年間のデータを表示できます。
使い分け
これらの手順に従うことで、効果的に直近1年間のデータを可視化し、必要に応じて前年同月の比較も行うことができます。