顧客の売上データを分析する際、各顧客の売上が全体の中で上位何パーセントに位置するかを知ることは重要です。
そこで、売上データに対してパーセンタイルランクを付け、さらにそのランクを用いてデータをフィルタリングする方法について紹介します。
顧客の売上データがある場合、以下の課題が生じることがあります。
パーセンタイルランクの計算
今回は以下の顧客の売上データを使用します。
売上列のヘッダーメニューから「表計算を作成」の「パーセントでランキング」を選び、「降順」を選択します。
表計算のダイアログが表示され、売上に対するパーセンタイルランクが列として作成されています。
実行後に売上の高い順で結果を見ていきたいために、「計算前にデータを並び替える」にチェックを入れ、「売上」列を選択し、「降順」を選びます。
実行することで、それぞれの顧客の売上に対して上位N%の値を持った列が作成されました。
上位X%の顧客のフィルタリング
作成したパーセンタイルランク列のヘッダーメニューから「フィルタ」を選び、演算子に「以下」を選択します。
フィルタ条件として、例えば値に10と入力して上位10%の顧客を抽出します。
これにより、売上の上位10%の顧客のみを残すことができるようになりました。
この方法を使用することで、顧客の売上データをより深く分析し、重要な顧客セグメントを特定したりすることができます。
また、この手法は売上データだけでなく、他の数値データにも適用可能で、様々な分析シナリオに活用できます。