消費者物価指数は、消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定する重要な経済指標です。この指標は、特定の基準時点(2020年基準)と比較して、物価がどの程度上昇または下降したかを示します。
日本の消費者物価指数データは、食料品、エネルギー、その他の商品やサービスなど、約80の中分類項目があり、それぞれの品目における月次での価格変動を確認することができます。
データフレームの「+」ボタンをクリックし「データカタログ」を選択します。
検索ボックスに「消費者物価指数」と入力します。
日本の消費者物価指数_中分類を今回は使用していきます。データの詳細を確認したい場合は「開く」をクリックします。
公開されているデータのWebページが表示されます。
メタデータのタブをクリックすることで、データソース(e-Stat)を確認することが可能です。
今回はe-Statで公開されている「長期時系列データ 品目別価格指数 全国 月次」といったデータを使用しています。しかし、パブリッシュしているデータではそのデータを使いやすいように加工をしています。
データカタログのインポートダイアログにて、「日本の消費者物価指数_中分類」の「インポート」ボタンをクリックします。
「インポート」ボタンをクリックし、データのインポートを完了します。
日本の消費者物価指数のデータをインポートすることができました。
総合での消費者物価指数を可視化をしていきます。
チャートには以下のように設定します。
チャートのフィルタをクリックし、列に「タイプ」、演算子に「等しい」を選び、値には「総合」を選択します。
また、ラインチャートにて時系列の推移を可視化をする際にはY軸に0が含まれていなくても良いため、設定から「0をY軸に含む」のチェックを外して適用します。
これによってY軸の0を含めずに、可視化をしていくことができました。
この結果を見ると、1970年以降で現在は過去最高に物価が高いということがわかります。
どの品目で高いのかを確認したい場合は、「色で分割」に「タイプ」を指定します。
また、チャートフィルタで表示したい品目を指定していきます。
この結果を見ると、食料品は2020年1月比で約17.7%の上昇しており、次点で高いエネルギーは2023年1月から一時下降したが、2024年4月以降再び上昇しているということがわかります。
他にも様々な品目がありますので、ぜひ今回紹介した消費者物価指数のデータを使って探索をしてみてください。