営業活動の結果として「利益」が出ていれば、より多くのコストをかけて、さらに売上を増やすため活動が行えるようになります。そこで、営業活動が利益に結びついているかを評価する重要な指標として、営業利益率があります。
今回は、注文、製造コスト、販管費の3つデータを使って、(営業)利益率を計算する方法を紹介いたします。
営業のパフォーマンスを適切に評価するためには、利益の中でも、営業利益率をモニターする必要がありますが、通常の注文データには、営業利益率の計算のために必要な製造コストや販売管理費の情報が含まれていません。そこで、営業利益率を計算するためには、複数のデータを適切に結合し、状況に応じて、集計や計算をする必要があります。
今回は以下の3つのデータを使って、月ごとの営業利益率を計算しています。
注文データ
こちらは1行は1つの注文を表しており、列には、顧客セグメント、注文した製品の製品番号、数量、売上などの情報があります。
製造コストのデータ
こちらは、1行が1つ製品IDに紐付く製造コストの情報を表しています。
販管費のデータ
こちらは、1行が1つの顧客セグメントにおける月ごとの販管費を表しています。
なお、営業利益率は、以下の計算式をもとに計算することができます。
(売上 - 売上原価 - 販管費) / 売上
また、今回の3つデータを使って営業利益率を計算するときには、以下の手順で計算をすることになります。
詳しいステップをノート形式で確認したい場合、こちらのノートをご確認ください。