Exploratoryには複数の列を結合キーとしてデータを結合する機能があります。企業コードと店舗コードなど、複数の列の組み合わせで一意となるデータを結合する際に便利な機能です。
数値が指定された上限と下限の範囲内に収まっているかを確認する際、通常は複数の条件式を組み合わせる必要があり、煩雑になりがちです。特に、上限・下限の値が行ごとに異なる場合、より複雑な条件式が必要になります。
Exploratoryの条件付き計算機能を使用し、「範囲内」演算子を使って条件を指定することで、指定した上限値と下限値の範囲に指定した数値が収まっているのかを簡単にチェックすることが可能です。
今回は1行が1つの予算項目を表し、列には費用、予算の上限、予算の下限の情報を含むデータを使用します。
まず、範囲チェックを行いたい列(費用)のヘッダーメニューから「計算を作成」の「条件付き」を選択します。
条件付き計算のダイアログが開いたら、「条件を追加」ボタンをクリックします。
演算子のリストから「範囲内(指定した値を含む)」を選択します。
「列」オプションを選択し、下限の列に「予算の下限」、上限の列に「予算の上限」を指定します。
新しい値の設定で「論理」を選択し、条件に合致する場合は「TRUE」、デフォルト値として「FALSE」を設定します。
新しい列名を「範囲内」として設定し、実行ボタンをクリックします。
これで費用が予算の上限と下限の範囲内に収まっているかを示す論理値の列が作成できました。