Exploratory バージョン12から追加されたAIプロンプト機能を使用すると、簡単に条件付き計算を実行できます。
条件付き計算とは、ExcelのIF文のように特定の条件に基づいて異なるラベルや計算結果を返す機能です。例えば、売上金額の大きさに応じて顧客を「高額顧客」「中額顧客」「低額顧客」といったセグメントに分類することができます。
今回は、顧客の売上合計データを使用して、AIデータ加工機能を用いた条件付き計算の実装方法を詳しく解説していきます。
データ分析において、数値データを条件に基づいて分類する際に以下の課題があります。
従来の方法では、条件指定のダイアログを使用して手動でUIを設定する必要があり、ダイアログの使い方を習得する必要がありました。
特に売上データの分析では、金額の範囲に応じて顧客セグメントを効率的に作成したいものの、従来の方法では設定に手間がかかることが問題となっていました。