Exploratoryのバージョン13.7では、ピボットテーブルの合計・小計機能に新しい機能が追加されました。従来は値に割り当てられた集計関数(例:合計値)がそのまま合計・小計にも適用されていましたが、合計・小計で使用する集計関数を個別に上書きすることが可能になりました。
これにより、例えば各地域の売上合計値を表示しながら、合計・小計の部分では平均値を表示するといった、より柔軟なデータ分析と表示が実現できます。
ピボットテーブルで各地域の売上合計を表示している際に、全体の合計・小計も自動的に合計値で計算されてしまいます。しかし、分析の目的によっては、合計・小計の部分では平均値を表示したい場合があります。
今回は、マーケット・地域ごと、年ごとの売上合計を集計したピボットテーブルを使用します。
デフォルトでは、合計・小計で使用される集計関数は値の方で割り当てられている集計関数が使用されます。そのため今回は合計値(SUM)が使われていることとなります。
合計・小計で異なる集計関数を使用したい場合は、値のメニューから「フォーマット」を選択します。
値のフォーマット設定ダイアログが表示され、「合計と小計」という新しいオプションが確認できます。このオプションは「デフォルト」に設定されており、値の集計関数がそのまま使用されています。
集計関数を変更する場合は、このドロップダウンから任意の集計関数を選択します。今回の場合は「平均値」を選択します。
設定を適用すると、合計・小計の値が平均値で表示されるようになります。