
アンケートの自由回答データから、特定のキーワードに基づいて複数のタグを自動的に付与する方法について説明します。これにより、手動でのタグ付け作業を大幅に削減し、データの分析効率を向上させることができます。特に、一つの回答に複数のテーマが含まれる場合に、それぞれのテーマに対応するタグを柔軟に付与することが可能になります。
アンケートの自由回答欄には、回答者の多様な意見が記述されており、その中から特定のテーマやキーワードを抽出してタグ付けを行う作業は、手動では非常に時間と労力がかかります。また、一つの回答に複数のテーマが含まれる場合、それぞれのテーマに対応するタグを効率的に付与することが困難です。
まず、今回使用するデータは、1行が1回答者に対応するアンケートデータです。このデータには「推奨度の理由」という自由記述形式の列が含まれており、この列のテキスト内容に基づいてタグ付けを行います。

テーブルビューから「AIデータ 加工」のボタンをクリックし、プロンプトには以下を指定します。
以下の文字列が含まれている場合に、タグを列として返してください。
含まれる文字列 -> つけて欲しいタグ
導入、セットアップ、インストール -> 導入
サポート、問い合わせ、返答、返信、対応、連絡 -> サポート
品質、クオリティ、画質、音質 -> 品質
価格、費用、月額、コスト、料金、予算 -> 価格
一つの値には複数の文字列が含まれることがあるので、複数のタグが存在する場合はカンマ区切りで結果を返してください。上記に何も該当しない場合は、欠損値を返してください。
例: 導入, サポート

このプロンプトでは、左側にキーワードのリストをカンマ区切りで指定し、右側にそのキーワードに対応するタグ名をコロン(:)で区切って記述します。
例えば、「導入,セットアップ,インストール」というキーワードが含まれる場合は「導入」というタグを付与します。
また、一つの回答に複数のキーワードが含まれる場合は、それに対応する複数のタグをカンマ区切りで返すように指示しています。これにより、AIがテキストを解析し、指定されたルールに基づいてタグを自動生成します。
このプロンプトを実行すると、「推奨度の理由」列のテキスト内容に応じて、新しい「タグ」列が作成されます。この「タグ」列には、回答に含まれるキーワードに対応するタグが自動的に付与され、複数のキーワードが含まれる場合はカンマ区切りで複数のタグが記載されます。

このステップを実行することで、アンケートの自由回答データに対して、指定されたキーワードに基づくタグ付けが自動的に行われます。
