
Exploratoryのバージョン16では、チャートの繰り返しに「複数の変数」、列に「変数の値」というメニューが新しくサポートされました。これにより、アンケートデータをワイド型からロング型に変換することなく、複数の設問をまとめてクロス集計することができます。
アンケートデータを扱っている方、複数の設問をまとめて集計したい方にお役立ていただける機能です。
アンケートのデータは設問が増えるごとに列が増えていくワイド型の形式になっていることが多くあります。

このワイド型のデータは相関の分析やアナリティクスの機能を使うときには便利な形式ですが、一般的に集計には適していないと言われています。
複数の設問の平均スコアを一度に可視化したい場合や、回答の分布を確認したい場合には、データをワイド型からロング型に変換する必要がありました。
従来、こうしたワイド型のデータで複数の設問をまとめて集計したい場合は、列ヘッダーメニューから「ワイド型からロング型へ」を選択してデータを変換していました。

変換すると、1行が1つの設問に対する1個の回答を表すデータになり、質問と回答という列がそれぞれ1つにまとまるため、簡単に集計ができるようになります。

ただし、ワイド型からロング型へというコンセプトは初めて聞く方にはわかりにくく、集計のたびにデータを加工する必要があるという手間もありました。
バージョン16では、こうした変換を行うことなく同じような処理をチャートの中で実行できるようになりました。
繰り返しのメニューから「複数の変数」を選択して集計したい列をまとめて指定し、列のメニューから「変数の値」を選択することで、データを加工することなく、設問ごとの集計表を簡単に作成することができます。

今回は1行が1人の回答者を表し、列にはQ1からQ10までの設問に対する5段階の回答と、年代の情報を持つ家電製品に関するアンケートのデータを利用します。
