このノートでは、MacやPCを買い換えたときなどに、Exploratoryの環境を新しいマシンに移行(引っ越し)する方法について説明します。
Exploratoryのアカウントは、アカウントを保持する本人のみが使用する限りは、どこのマシンにでもExploratory Desktopをインストールしてご使用いただけます。(複数台のマシンへのインストールも可。)
マシンを引っ越すときも、新しいマシンで、古いマシンで使用していたのと同じアカウントをそのまま続けてご使用いただけます。
移行するべきデータは以下の二点になります。
※ユーザー・アカウント、プロジェクトのメタデータ、データ・コネクション、地図データ、Rパッケージなどの情報については、これらはレポジトリに含まれていますので、レポジトリを新しいマシンにコピーすれば、すべて引き継がれます。
これらの移行すべきデータがどこにあるのかを確認します。
デフォルトでは、ホームディレクトリの下の、.exploratoryというディレクトリがレポジトリです。
Macの場合、.で始まるディレクトリは、隠しディレクトリとして、デフォルトでは通常表示されません。これを表示するには、Finderでホームディレクトリを開いた上で、コマンド、シフト、.(ドット)の3つのキーを同時に押すと以下のように表示されます。
もし、以下の方法でレポジトリの位置をデフォルト以外の場所に設定してある場合は、そちらのディレクトリがレポジトリになります。
各プロジェクトの中から、データソースとして参照されているCSV, Excel等のローカルのファイルは、プロジェクトを開いて確認するとどこにあるか分かります。
移行先にこれらのファイルが無いと、データをリフレッシュした際にエラーとはなりますが、まずはレポジトリを先に移行してしまったあとで、移行先で足りないファイルが何なのか確認してから、元のマシンから足りないデータファイルをコピーするという手順でもかまいません。
レポジトリとローカルのデータファイルが新しいマシンに結果としてコピーされる限り、どのような手段で移行してもかまいませんが、ここでは一例として、Macの場合にレポジトリを圧縮してコピーする手順を紹介します。
できたzipファイルを新しいマシンのホームディレクトリ(またはレポジトリをその下に作成したいディレクトリ)にコピーします。
新しいマシンのホームディレクトリ(またはレポジトリをその下に作成したいディレクトリ。以下この記述は省略します。)で、zipファイルを展開します。
.exploratory
ディレクトリが出来て、さらにその下に.exploratoryディレクトリが出来ているのを確認します。プロジェクトから参照されているデータファイルを、新しいマシンの、古いマシンと同じパスのディレクトリにコピーします。 古いマシンの時と異なるパスのディレクトリにコピーしたいときは、コピーした後で、プロジェクトを開いて、コピーしたファイルにあたるデータソース・ダイアログを開いて、ファイルの参照パスを新しいものに変更します。
新しいマシンにExploratoryをインストールして立ち上げると、ログインの後、プロジェクトのリストが表示されますので、古いマシンにあったのと同じプロジェクトのリストが表示されるのを確認します。
各プロジェクトを開いて動作することを確認します。
問題がある場合はプロジェクト・リスト画面の右隅のチャットからサポートにご相談ください。
選択された場所: C:.exploratory
ディレクトリ名に日本語や特殊文字が含まれている場合、下記のエラーが発生します。
ディレクトリにはアルファベットと数字のみが使用でき、スペースなどの特殊文字はサポートされていないため、移行したレポジトリを別のディレクトリに保存をして再度お試しください。
サポートされていない場所にレポジトリを保存している場合、下記のエラーが発生します。
上記で記載されているディレクトリはレポジトリの場所としてサポートされていないため、移行したレポジトリを別のディレクトリに保存をして再度お試しください。