FREDはFRB(アメリカの中央銀行)が公開している経済指標のデータで、消費者物価指数(CPI)や失業率などのデータを取得することができます。
ExploratoryではFREDのデータをUI上で簡単に取得することができます。
データフレームのプラスボタンから「クラウドアプリケーション」を選択します。
クラウドアプリケーション・データソースのダイアログが表示されるため、「FRED(経済指標)」を選択します。
FREDのインポートダイアログとともにコネクションの設定ダイアログが表示されますが、ExploratoryでFREDを使うにはAPIキーが必要になります。
FREDのページにてアカウントを作成してからAPIキーを発行します。
発行したAPIキーをコピーして、ExploratoryのコネクションのAPIキーに貼り付けてコネクションを作成します。
FREDからデータを取得するためには、シリーズIDを入力する必要があります。
取得したいデータのページを開き、タイトルの最後にある括弧で囲われた中の文字列がシリーズIDになります。
先ほどのシリーズIDを指定することで、データを取得できます。
開始日、終了日に任意の日付を指定することができます。
もし、開始日に何も指定をしない場合は、データの最初の日からデータが取得され、終了日も何も指定しない場合は、データの最後の日が指定されるようになっています。
下記の例では、「2000-01-01」から「現時点」までの期間のデータを取得しています。
保存ボタンを押すことで、FREDからデータをインポートすることができました。
もしFREDから複数のシリーズIDのデータを一度にインポートしたい場合、インポートダイアログのシリーズIDにコンマ(,)区切りで複数のシリーズIDを指定できます。
インポートを実行すると、「series_id」の列には指定した複数のシリーズIDの値が確認でき、複数のデータを1つのデータフレームにまとめられていることが確認できます。
例えば、下記のようにラインチャートを使って「New York」、「Miami」、「San Francisco」の住宅価格指数の傾向にどう違いがあるのかを可視化できます。
下記の動画で、FREDから経済指標データを取得する方法と、知っておくと便利なデータラングリングと可視化の手法についてデモを交えて紹介しています。