データの行列を入れ替える方法

下記のような1行が1人のアンケートの回答を表すデータがあったとします。

このデータは観察対象(例: アンケートの回答者)が、1行になっていて、変数(例: アンケートの回答)が列として表されるような、横に長い「ワイド型」のデータとなります。

このデータの行列を入れ替えて、以下のようなテーブルを作りたかったとします。(このような処理のことを行と列の「転置」と呼ぶことがあります)

そのようなときには、まず質問と回答(値)をそれぞれ1列にまとめて、ロング型のデータに変換します。

なお、ロング型のデータとは、データが縦に長く、以下のように1行が1つの観測(例: 1行が1人の回答者の1つ質問に対する回答)を表し、変数の名前(例: 質問)と別の列に値(回答)を保持するようなデータの形式です。

今回、ワイド型からロング型に変換するのは、ロング型の形式の方が、データの形状を柔軟に変えやすいためです。

「回答者ID」の列ヘッダーメニューから「ワイドからロング型へ」の、「選択された列」を選択します。

ワイド型からロング型へのダイアログが開いたら、キー列に「質問」、値の列に「回答」を指定して、実行します。

データをロング型に変換できました。

続いて、質問の列を維持したまま、回答者IDと回答の情報をワイド型に変換します。

「回答者ID」と「回答」の列ヘッダーメニューを選択して、「ロング型からワイド型へ」を選択します。

ロング型からワイド型へのダイアログが開いたら、そのまま実行します。

これでデータの行列を入れ替えることができました。

Export Chart Image
Output Format
PNG SVG
Background
Set background transparent
Size
Width (Pixel)
Height (Pixel)
Pixel Ratio