広告費用対効果（ROAS）

マーケティング担当者は顧客が購買サイクルの次のステージに、スムーズに進めるようにに、様々な活動をします。

しかし、全てビジネスにおいて、顧客のステージが段階的に進むとは限りません。

例えば、インターネット広告の場合、広告を表示する対象を、検索語や属性などから指定できるので、直接、購買を促すことできます。そのため、ブランド認知率とは異なる指標でマーケティングの成果を評価するべきと言えます。

そこで、このノートでは、自社のサイトに顧客を集客して、商品を購入してもらうために、多くの広告予算が費やされているリスティング（検索連動型）広告に関わる重要指標、その中でも、「クリック」や「コンバージョン」に関する「広告費用対効果（ROAS / Return On Advertising Spend）」を紹介します。

2人の顧客が、別の検索広告経由で、あなたのWebサイトにアクセスをして、同じ商品を購入したとします。

それぞれの顧客は、別の広告から流入しているので、クリック単価（CPC）は異なります。

売上が同じでも、クリック単価が異なるのであれば、広告の効率は異なるので、広告の成果を適切に評価したければ、売上効率をモニターすべきと言えるわけです。

この効率の指標ことを、**広告費用対効果（ROAS / Return on Advertising Spending）**と呼びます。

なお、現実では、広告をクリックした人が全員コンバートするわけではないので、費用と収益の合計値を元に広告費用対効果（ROAS）を計算することになります。

検索語に分けて広告費用対効果（ROAS）を比べることで、どういったグループのROASが高いかを理解でき、広告全体のパフォーマンス改善に役立てられます。

リスティング広告の指標の作り方や可視化の方法

今回、紹介した広告費用対効果（ROAS）以外にも、Web広告に携わる担当者様にとって重要な指標はいくつもあります。そこで、リスティング広告に関する重要な指標と、その可視化の方法を紹介する動画を公開しています。

ぜひご覧ください！