表計算:最初の値からの差の割合のチャートの作り方

時系列データの成長率を可視化するときによく使われる「最初の値からの差の割合」の使い方を紹介します。

例えば、下記のように銘柄ごとの株価の推移を可視化したラインチャートがあったとします。

これらの株価は最初の日(2018-01-01)に比べてからどれだけ成長したと言えるのでしょうか。

それを知るために、最初の値からの差を割合として求めたチャートを可視化していきたいです。

今回は、サンプルデータとしてテック企業の株価データを使用していきます。

このデータは1行が各企業の1日の株価を表しています。

チャートを新規作成し、タイプにラインを選択します。

X軸にdateを選択し、日付の単位に「丸め処理の日」を選ぶことで、日単位にデータを見れるようにします。

次に、Y軸には調整済み株価である「adjusted」を選択し、集計関数に「平均値」を選びます。

株価の推移を銘柄ごとに可視化するために、色に「symbol」列を割り当てます。

これにより銘柄ごとの株価の推移を可視化することができました。

これらの銘柄のうちどの株価が成長しているのかをみたいため、表計算を利用して「最初の値からの差の割合」を可視化していきます。

Y軸のメニューから「クイック表計算」の「最初の値からの差の割合」を選択します。

銘柄ごとに株価の最初の値からの成長率を可視化することができました。

Apple(AAPL)やMicrosoft(MSFT)は最初の値に比べて約350%ほど成長していることがわかりました。