円形コードダイアグラムを作成する方法

以下のように1行が出発点と到着点と移動や遷移を表すようようなデータを利用して、円形コードダイアグラム(Circlize Chord Diagram)を作成する方法を紹介します。

circlizeライブラリをインストールする

ツリーマップの作成にあたってはcirclizeライブラリを利用します。プロジェクトメニューから、Rパッケージの管理を選択します。

続いて、テキストボックスにcirclizeとタイプし、インストールボタンをクリックします。

「circlizeのインストールに成功しました。」というメッセージが表示されたら、OKボタンをクリックします。

円形コードダイアグラムを作成する

今回はノート上で円形コードダイアグラムを作成していきます。

ノートが表示されたら、「R スクリプト」のコンテンツを追加します。

するとRスクリプトを入力するためのコードブロックが表示されます。

スクリプトの記述欄に以下のコードを入力します。

 # circlize ライブラリの呼び出し
library(circlize)

# データフレームを隣接行列に変換
adjacencyData <- with(データフレーム名, table(出発地点の列名, 到着地点の列名)) 

# 円形コードダイアグラムで可視化する
chordDiagram(adjacencyData, transparency = 0.5) 

入力が完了したら、R スクリプトのコードブロックのプレビューボタンをクリックします。

すると以下のように円形コードダイアグラムが表示されます。

ダッシュボードに円形コードダイアグラムを追加する

ダッシュボードに円形コードダイアグラムを追加したい場合は、「テキストを追加」ボタンをクリックします。

続いてテキストの編集アイコンをクリックします。

テキストエディタにRスクリプトのコードブロックを追加します 。

先程利用したコードをRスクリプトの入力ダイアログに追加します。

ダッシュボードを実行します。

すると以下のように円形コードダイアグラムがダッシュボードでも表示できました。

円形コードダイアグラムに関するよくある質問

Q: 円形コードダイアグラムを作成すると、simpleError in eval(substitute(expr), data, enclos = parent.frame()): object ‘列名’ not foundというエラーが出る

このエラーは、指定した列名がデータフレームに存在していない、あるいは、データフレーム名の指定の仕方に問題がある可能性があります。

もし、データフレーム名が数値(例: 99)である場合、Rがそれを数値そのものとして解釈してしまうことがあり、意図した動作にならないことがあります。

そのため、データフレーム名が数値の場合、円形コードダイアグラムを作成するためのデータを変数化する際、Rのコードの中で、データフレーム名を以下のように「`(バッククオート)」で囲うか、データフレーム名を文字列に変更することで、エラーを回避できます。

adjacencyData <- with(`99`, table(列名1, 列名2))
Export Chart Image
Output Format
PNG SVG
Background
Set background transparent
Size
Width (Pixel)
Height (Pixel)
Pixel Ratio