
Exploratory デスクトップのv16.0から、チャートのX軸のラベル、凡例のラベル、そして繰り返しのラベルについて、長いテキストを自動的に折り返して表示できるようになりました。
アンケートデータのように、「省エネ性能が高く長く使っても電気代を抑えられそうだったから」「部屋の雰囲気になじむデザインで置き場所を選ばなかったから」といった長い文章がそのまま選択肢になっている設問では、選択肢のテキストが長くなりがちです。
また、設問文そのものが列名になる場合、列名も長くなります。
こうしたデータをチャートにすると、X軸、凡例、繰り返しのラベルが読みにくくなってしまいますが、折り返しの設定を使えば、選択肢名や列名を短く編集し直すことなく、そのまま読みやすいチャートに仕上げられます。
このノートでは、家電製品のアンケートデータを使って、長い選択肢のラベルを持つ設問をバーチャートにして、X軸・凡例・繰り返しのそれぞれのラベルを読みやすく整える手順を紹介します。
今回は1行が1人のアンケート回答者を表し、13の列を持つ、500人分の家電製品のアンケートデータを利用します。

データはこちらからダウンロードいただけます。
このデータには値が長い設問と、列名が長い設問の両方が含まれているので、ラベルの折り返しの効果を確認するのにちょうどよいデータになっています。
まずは、折り返しの設定を確認するためのチャートを作成します。
チャート・ビューに移動して、新しいチャートのタイプに「バー」を選択し、X軸に「Q1_購入の決め手」を選択します。

すると、順に購入の決め手の選択肢ごとの回答数が表示されますが、「Q1_購入の決め手」の回答の選択肢が長いため、視認性が悪い状況です。

そのため、X軸のラベルの折り返しを設定します。
チャートの設定アイコンをクリックして「軸」のタブに移動します。

次に「X軸」のタブを選択し、「軸のラベル」のセクションの「長いラベルを折り返す」のチェックボックスを有効にします。

すると、ラベルが折り返され、視認性が改善されました。

X軸のラベルは、デフォルトでは2行で折り返され、指定した行数に収まらない部分は「…」の省略記号で表示されます。
なお、折り返す行数は、「ラベルの折り返しの行数」で指定できます。

また、「ラベルテキストの幅 (px)」では、1行あたりに表示するラベルの幅をピクセル単位で指定できます。

デフォルトは「自動」で、チャートの幅に合わせて自動的に調整されます。
バー・チャート・タイプを横に設定して、横向きのバーチャートを作成したときには「ラベルの位置」でデフォルトの「左寄せ」から「右寄せ」を変更することで折り返したラベルの揃え方も調整できます。

設定を変更したら「適用」ボタンをクリックします。
これで、X軸のラベルを読みやすい行数と幅で折り返して表示できました。
続いて、色で分割したときに表示される凡例のラベルを整えていきます。
ここでは、年代ごとに購入の決め手の内訳を見るチャートを作ります。「X軸」に「年代」、色で分割に「Q1_購入の決め手」を割り当てます。

続いてY軸の集計関数を「割合」に変更します。

すると年代別の回答割合を可視化できます。

このとき凡例のラベルは、はじめから自動的に折り返されて表示されます。

折り返しの設定を変更するには、設定のダイアログで「凡例」のタブを選択します。

すると、X軸の設定と同じように、ラベルに折り返しに関する設定が表示されます。

最後に、繰り返しを使って複数の設問のチャートを並べたときのラベルを確認します。
ここでは、5段階評価の8つの設問「Q4_商品説明が分かりやすく必要な情報がそろっていた」から「Q11_次に買い替えるときも同じメーカーを選びたいと思う」までを、まとめて1つのチャートに並べてみます。
色で分割の選択を外し、繰り返しに「(複数の変数)」を選択します。

すると、「変数の選択」のダイアログが表示されるので、「Q4_商品説明が分かりやすく必要な情報がそろっていた」から「Q11_次に買い替えるときも同じメーカーを選びたいと思う」までの8つの設問を選択します。

続いて「X軸」に「(変数の値)」を選択します。

すると、8つの設問それぞれについて、1から5の評価の値ごとに回答数を表したバーチャートが並びます。

それぞれのチャートの下に表示される繰り返しのラベルは、隣のチャートのラベルと重ならないように、それぞれのチャートの幅に収まる形で自動的に2行に折り返されます。
凡例と同じく、繰り返しのラベルの折り返しもはじめから有効になっているので、設定を変更しなくてもそのまま読める状態になります。