
ビジネスの指標をモニタリングする際に、前年と比べてどれだけ成長しているのか、業績が良くなっているのかはよく見ることの一つです。
下記の例では、月ごとの売上の推移を可視化していたとします。

このチャートだけでは、前年と比べて良くなっているのかを一目で確認することはできません。
例えば、2022年3月は前年である2021年3月と比べて売上が上がっているのか、もしくは下がっているのか見たいです。さらには前年との違いを月ごとの推移として見ていきたいです。

そんなときに使えるのがv10から追加された「基準線の前の期間の値」です!

この機能を使うことで、前年や前月の値を基準線として表示することができます。
もし前年の売上の基準線を引きたい場合は、チャートの上部のライオンの追加ボタンをクリックします。

Y軸にマウスカーソルを合わせて、前の期間の値(TS_LAG)を選択します。

これによって、1年前の値を基準線として可視化することができました。

なお、同様の処理は、Y軸のメニューから「基準線」を選択することでも対応可能です。

なお、例えば、前月の値や、2年前の値など、さかのぼる期間を調整したいときには、基準線の緑色のテキストをクリックするか、基準線のトークンをクリックします。

すると、基準線の設定ダイアログが表示され、「期間の単位」や「期間の長さ」からさかのぼる期間を調整できます。

今回紹介したように、基準線前の期間の値を表示することで、前年や前月と比べて値が高いのか、低いのかを比べていくことができますので、ビジネスが成長しているかどうかの判断がしやすくなるかと思います。
ぜひご活用ください!