ダッシュボードで計算した数値をそのまま表示したい時に使われるナンバーの作り方をご紹介します。
サンプルデータとして売上データを使用していきます。
今回は、よく使用されるナンバーの使い方を3つ紹介します。
チャートビューからチャートを作成し、タイプにナンバーを選択します。
値には、顧客を一意に識別できる「顧客ID」を選択します。
集計関数に「一意な値の数」を選択することで、顧客数を求めることができます。
名前の変更/コメントを選択します。
チャートの名前に任意の名前を指定します。今回は顧客数と入力して、OKボタンをクリックします。
チャート名が数値の下に表示されるようになりました。
新しくチャートを作成し、タイプにナンバーを選択します。
優良顧客かどうか判定したロジカル型の列を選択します。TRUEの場合が優良顧客になります。
集計関数にTRUEの割合を選択します。
優良顧客率を求めることができました。
新しくチャートを作成し、タイプにナンバーを選択します。
値に売上の列を選択し、集計関数には合計値を選択します。
プロパティから数値のフォーマットに通貨を選択します。もし日本円の場合は通貨記号に入力します。
通貨記号のドル($)を追加できました。
今回はデータの中にある最新の月の売上にしたいため、チャートフィルタをクリックします。
列に「注文日」、演算子には「等しい」、値のタイプに「年/月」を選択します。次に集計関数にチェックをつけ、最大値(max)を選択します。
最新月の売上高を求めることができました。
下記のように、ナンバーで表示する値の色を変更することができます。
設定方法としては、値のメニューから「フォーマット」を選択します。
値のセクションにある「テキスト」から、値のテキスト表示の「色」を変更していくことができます。
値の色を変更した際に、後述する「値の大きさに応じて色を割り当て」も同時に使用している場合は、「色を割り当てる方法」が優先されるようになっています。
ナンバーでは、「正か負か」による色分けや、条件にマッチした場合の色を指定していくことができます。
今回は、毎月の売上目標である「500,000」ドル以上の場合はナンバーの色を「緑色」にし、「400,000」以上の場合は「オレンジ色」、そうでない場合(400,000未満)は「赤色」で表示したいです。
値のメニューから「フォーマット」を選択します。
フォーマットの設定のダイアログが表示されますが、「色を割り当てる方法」のタイプに「条件付き」を選択します。
1つ目の条件には、演算子には以上( >= )、値には「500,000」、色には「ライトグリーン」を指定します。
2つ目の条件を作りたい場合は、条件の「プラスボタン」をクリックします。
2つ目の条件には、演算子には以上( >= )、値には「400,000」、色には「ライトグリーン」を指定します。
最後に、指定した条件にマッチしない場合、つまり売上が400,000ドル未満の場合は、「赤色」にしたいです。
その際には、デフォルト色が条件にマッチしない場合の色になるため、デフォルト色には「ライトレッド」を指定します。
適用ボタンを押すことで、条件にマッチした色を指定することができ、今回は毎月の売上目標である「500,000」ドル以上のため「緑色」で表示されていることがわかります。