Exploratoryではノートやダッシュボードをサーバー上にパブリッシュして、それらのコンテンツにアクセスできる閲覧者がパラメーターの値を変更して、自由にダッシュボードやノートの内容を見たい内容に変更することが可能です。
このノートでは、Exploratoryサーバーにパブリッシュされているパラメーター付きのダッシュボードを例に、パラメーターのデフォルト値がどのように決まるのかを簡単に紹介します。
サーバー上のダッシュボードやノートのコンテンツに、初めて閲覧者がアクセスしたときに表示されるコンテンツとパラメーターの初期値は、パラメーターの設定画面で設定したデフォルト値にもとづいて表示されます。
例えば、上記のMarket(マーケット)のパラメーターが設定されているダッシュボードをサーバーで初めて開いたときには、以下のように「アジア」の値が選択された状態のダッシュボードが表示され、パラメーターペインのマーケットの値も「アジア」となるわけです。
一方で、ダッシュボードの作成者がコンテンツをExploratoryデスクトップからパブリッシュしたときに、「選択された値に保存」にチェックをつけると、デフォルト値とは異なる値を、そのコンテンツのデフォルト値として設定してパブリッシュすることも可能です。
この場合、サーバーで表示されるコンテンツはパブリッシュをしたときの値、つまりは「ヨーロッパ」の値で実行されたダッシュボードとなり、パラメーターペインのマーケットの値は「ヨーロッパ」になっています。
コンテンツの閲覧者はサーバー上で、インタラクティブ・モードを有効にして、パラメーターの値を自由に変えることができます。
閲覧がパラメーターを変更して、ダッシュボードを実行すると上記のように表示されるコンテンツは指定した内容に合わせて更新されます。
このとき、パラメーターペインは前回指定した「値」の設定を記憶するため、改めて該当のコンテンツにブラウザからアクセスすると、実際に表示されているコンテンツの実行時の値とは、異なる値がパラメーターペインでは設定されることになります。
例えば、上記のダッシュボードの場合、マーケットのデフォルト値が「ヨーロッパ」であるため、ダッシュボードの内容は「ヨーロッパ」のものですが、パラメータペインでは、「アフリカ」が表示されることになるわけです。
このような挙動になっているめ、仮にダッシュボードのパラメーターのデフォルト値とは異なる値でダッシュボードを閲覧したい閲覧者も、インタラクティブモードを有効にして、すぐに自身が見たい内容にダッシュボードを見られるわけです。