このノートでは日付型のデータや日付時間型のデータから日付や時間に関する情報を指定した単位で「抽出」する方法を紹介します。
「抽出」のメニューは、「Date(日付)型」または「POSIXct(日付時間)型」の列ヘッダーメニューにのみ表示されます。
抽出メニューをマウスカーソルを合わせると、どのような単位で情報を抽出するかを指定するサブメニューが表示されます。
Date型とPOSIXct型で表示されるサブメニューはほぼ同じですが、POSIXct型の場合、「時」、「分」、「秒」の情報の抽出が可能です。
抽出から任意のサブメニューを選択すると、選択したサブメニューに応じた関数が入力された状態で、「計算を作成」のダイアログが表示されます。
そのため、表示された「計算を作成」のダイアログを実行するだけで、必要な情報の抽出が可能です。
大抵の場合、抽出されるデータ型は上記のようにNumeric(数値)型ですが、選択したメニューによっては、Factor(順序付きカテゴリ)型またはLogical型の値が返ります。
例えば、「抽出」の「月 - ロング(1月-12月)」を選択した場合、
以下のように月の情報が、順序付きカテゴリーとして情報が抽出されます。これは月の情報には1月から12月までの順序関係があるからです。
また、「抽出」の「日本の祝日」を選択した場合、
以下のようにロジカル型の値が返ります。