利用等級別のタイタニック号乗船者数は
1st class 323名
2st class 277名
3st class 709名
となっている。
割合にすると1st classは約62%が生存、2st classは約43%が生存、3st classは約26%が生存したということとなる。相対的に見て等級と生存率に関係性がみられる。
この関係が見られる要因として2つ上げることができると考える。1つ目は貧富の差だ。等級高いものを利用しているということは富裕層であることが考えられ、貴族であったり富豪であることが考えられる。つまり社会的地位が高く助けられやすいと考えた。2つ目は船の構造的問題である。等級が高いほど見晴らしがよく広く甲板との行き来が楽な船の上層部に部屋が割り振られる。その逆に等級が低くなると狭く船室にすし詰めに寝るような船の下層部が割り振られ氷山に当たった時、水の到達が早く逃げ出すのにも時間のかかる。つまり等級が低くなるほど生存率が低くなると考えられた。
以上が利用等級別に見た生存率となる。