金融のプロも使う景気を予測するための最重要経済指標トップ5

来る12月13日に東京で開催のデータリテラシー・セミナーにおいて、金融や投資のプロも見ている、景気を予測する上で重要となる5つの経済指標の紹介と解説、そしてさらにそうしたデータを自分で取得しモニターしていく方法をみなさんと共有させていただく予定ですが、その意気込みを以下にまとめましたので、ぜひ読んでいただければと思います。


コロナの前と後の世界は大きく変わりました。私達一般市民が直接体感できる変化が物価高です。

世界中で現在進行中のインフレ、去年初頭より始まったウクライナ戦争とそれにともなう金融、経済制裁、最近始まった中東における暴力の連鎖と衝突、そしてこの2年弱の間に起きた日本円の急激な下落により、海外から輸入される様々な資源や原材料の値段が高騰し、それにともない一般の市民の生活に関わる全ての物の値段が日々上昇し、一般市民の家計を苦しめることとなりました。

またこうした物価高と、現在上昇し始めた金利は多くの企業の財務を苦しめることになります。このような状況の中、現在多くの企業、そして、一般家庭にとって将来を見通すのが大変困難となっています。

しかし、これは何も日本だけに起きていることではありません。私の住むアメリカでも現在進行中のインフレとアメリカ中央銀行による急激な金利の上昇による影響は一般市民の生活を苦しめています。アメリカの上位1%の人たちの資産はコロナ前に比べ上昇したにも関わらず、買い80%の人たちの資産の大部分を占める貯蓄は減少しました。

現在とどまることを知らないアメリカ政府の借金の膨張とアメリカ中央銀行による急激な金利の上昇は、今年前半に見られたように、それまでは特に問題があると思われていなかった銀行を巻き込んだ銀行危機という形ですでに表面化しておりますが、アメリカ経済全体に対しても負の影響は着実に浸透中です。

「アメリカがくしゃみをすると、世界は風邪をひく」とはよく言われますが、これからやってくるであろうさらなるアメリカ経済の混乱は日本にも直接影響を及ぼすこととなるでしょう。

こうした状況下において、私達一般市民は何を頼りにすればよいのでしょうか?成り行きにまかせるべきなのでしょうか?実は、この来る混乱した世界の波を乗り切っていくために頼りになるのは「あなた」という自分だけなのです。

というのも、これまでの私の記事やセミナーを御覧の皆様にはおなじみだと思いますが、コロナにおいてもウクライナ戦争においてもメディアから毎日のように洪水のように出てくる情報は、現状を正確に理解し、将来を予測するという点においてまったく頼りになりませんでした。さらにいわゆる専門家と言われる学者の多くも、現実に起きていることとは矛盾した自分たちの理屈を繰り返すばかりでした。

そもそも私達は現在、未曾有の混乱期に生きているわけですから、今後もなおさら頼りにならないでしょう。そこで、「あなた」が自分の責任で現状をより正確に理解し、さらに将来を予測し、準備し、混乱という波を乗り切っていく必要があるのですが、そこで参考になるのが金融や投資のプロです。

アメリカでも、そして日本でも金融や投資のプロは将来を予測する上でメディアのニュースや学者の意見に頼ることはありません。彼らは将来を予測するために鍵となる経済指標を見つけ出し、それらを定期的にモニターし、自分自身で経済に関するデータを直接見て分析することで、現在の経済状況をより正確に理解し、来るべき将来を予測し、資産の防衛だけでなく、増やすための投資機会を積極的に伺っています。

現在のような混乱期は自分で波を乗り切っていく、という意気込みと覚悟は重要ですが、そのためには武器が必要です。それがデータであり、経済状況を理解し、予測するための経済指標なのです。

昭和時代のように放っておいても経済は成長し、給料は上昇した時代には一般市民が個人レベルで経済状況を心配し、対策を打っていく必要は特にありませんでした。さらにその後90年代以降経済が停滞しても日本では数十年に渡って続いたデフレによって、物価は下がり続けため、給料は上がらずとも生活がそこまで苦しくなることはありませんでした。

しかし、現在の経済状況を鑑みると、インフレ、物価高に見合うほどの給料の上昇は見込めそうもありません。しかしこれからのインフレが当たり前となる時代においては、成り行きにまかせれば家計は苦しくなるばかりなのです。

それだけに、これからは一般市民が個人レベルで自分の家計に責任を持ち、自分の資産を防衛し、さらに資産を増やしていくために積極的に行動を起こしていくことが重要となってきます。

来る12月13日に東京で開催するデータリテラシー・セミナーでは、金融や投資のプロも見ている、将来を予測する上で重要となる5つの経済指標の紹介と解説、そしてさらにそうしたデータを自分で取得しモニターしていく方法をみなさんと共有させていただきたく思います。

より多くの人たちが、これからの混乱期の荒波を乗りこなし、資産を防衛するのはもちろん、増やしていくためにも、このセミナーを通して、金融や投資のプロが使っている経済指標を民主化できればと思っております。

Exploratory データリテラシー・セミナー #6 in 東京

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