こんにちは、Exploratoryの西田です。
みなさんお元気ですか?私はここ数日4歳の息子が保育園でもらってきた風邪を食らってしまっていますが、まったく勘弁してほしいものです。(笑)
ところで、この6月に東京で開催するデータサイエンス・ブートキャンプ・トレーニングですが、おかげさまですでに定員に達してしまったため応募の方は締切とさせていただきました。キャンセル待ちリストのほうがありますので、もし興味のある方はご連絡下さい。
また、この度の来日のタイミングに合わせて、”AI時代のビジネスリーダーに求められる思考力「アナリティカル・シンキング」とは”というテーマのセミナーを開催します。AI/データサイエンスを使ってビジネス上の問題を解決していくにあたって重要になってくる考え方のフレームワークである「アナリティカル・シンキング」をシリコンバレーの事例を合わせて紹介させていただきます。詳しくはホームページに詳しい情報がありますので是非参加してみて下さい。
今週のWeekl Updateは、McKinseyから”AI/データサイエンスのプロジェクトが失敗する10の危険なサイン”というレポートが最近出ていたのでそちらを紹介します。ポイントとしては、結局はAI、データサイエンス、データ分析のプロジェクトが成功するかどうかは経営層、またはビジネスリーダーがいかにデータサイエンスを理解しているかに大きく影響されるということだと思います。ちょっと長めですが、よくまとまっていると思いますので、ぜひ読んでいただければと思います。そしてぜひ経営層、マネージャー層の方達と共有していただければと思います。
多くのCEOがアナリティクスのプログラムを導入するのに彼らの多くの時間を割き、CAO (Chief Analytics Officer)、CDO (Chief Data Officer)を任命し、データに関する様々なタイプの専門家を採用してきました。
しかしここにきて、もうすでに彼らは大きな投資をしたのだから、彼らの組織がアナリティクス・ドリブンになるための大変な準備は終わったと思っていた多くのエグゼクティブの間に失望の色が浮かび始めました。というもの、彼らの始めたアナリティクスのパイロットプロジェクトが、その後実際のビジネスでは使い物にならないということに気付き始めたからです。最近のMcKinseyの行ったアンケート調査では1,000件の回答者のうちのたったの8%だけが彼らのアナリティクスのプロジェクトが実際のビジネスで使えるものとなったと答えています。
全体的に見ると、アドバンスド・アナリティクスの手法を採用することで本来なら得られるはずの価値のほんの僅か、セクターによってはほんの10%ほどの価値しか得られていないというのが現状です。 そして、McKinseyのAIインデックスでは、AIとアナリティクスを使うことに関して先進的な企業 (Leader)と、後進的な企業 (Laggard) との間の差はどんどんと開いていくばかりです。
様々なアドバンスド・アナリティクスのイニシアチブを見てきましたが、失敗するものには共通のパターンがあるようです。そこで、そうしたパターンを10の失敗する危険にあるアナリティクス・プログラムの兆候としてまとめてみました。ビジネスリーダーがこうした兆候に早く気付き軌道修正することで、こうしたプロジェクトを成功に結びつけていくことが出来ると思います。
(続きはこちらのリンクよりどうぞ。)
If you do not know how to ask the right question, you discover nothing.
どう正しい質問をすればよいのか知らなければ、何も見つけ出すことはできない。
W. Edwards Deming
先週は、以下の記事を書きました。
最後の記事はちょっと前にWeekly Updateで紹介したものを、Exploratoryのノートを使って書き直したものです。
まだ、ちょっと早いのですが、夏以降にリリース予定のv5.0に向けて、インタラクティブ・ダッシュボードの開発を行っています。まずは、最初のステップとしてパラメーターのサポートを実装しました。これにより、他の人達と共有し、その人たちが様々な切り口でデータを見ることを可能にします。
ただ、v5.0の前にv4.x シリーズの最後のリリースである、v4.4を2週間後に控えているので、今週からは全力でそちらのクロージングを行っていく予定です。こちらは今までこちらのWeekly Updateでも紹介したような機能や、他にもたくさんの比較的小さなアップデートが入ってくる予定です。
来月、6月20日水曜日に、”AI時代のビジネスリーダーに求められる思考力「アナリティカル・シンキング」とは”というテーマのセミナーを開催します。
シリコンバレーと東京のデータ先進企業での事例も織り交ぜながら、AI/データサイエンスを使ってビジネス上の問題を解決していきたい方、この分野での人材育成に課題をお持ちの方達に役立つ情報を共有させていただきます。こちらのホームページに詳しい情報がありますので是非ご覧ください。
それでは、今週は以上です。素晴らしい一週間を!
西田, Exploratory/CEO
KanAugust(Twitter)
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