こんにちは、Exploratoryの西田です!

日本は猛暑で大変のようですが、お体の方にはくれぐれもお気をつけ下さい。

ところで、先日、ニッケイBP様にインタビューしていただきました。データサイエンスの民主化などに関しての話が中心となっています。こちらにその記事がでておりますのでよろしければ読んでみていただければと思います。

インタビュアーの篠原さんは、去る6月のデータサイエンス・ブートキャンプに駐在先のニューヨークよりはるばる参加していただいたのがきっかけでお知り合いになったのですが、とても素敵な方です。日本のメディアにもこういったフットワークが軽く、自分の手を動かしてデータを分析していこうという志の高い方がいるというのが、なんとも心強く思います。

そのデータサイエンス・ブートキャンプの方ですが、次回の東京での開催は10月の中旬です。来週の火曜日で早割のディスカウント期間が終わりますので、データサイエンスの手法やデータ分析を一から体系的にいっしょに学びたいという方がいらっしゃいましたら、この機会にぜひご検討下さい!

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それでは、今週のWeekly Updateの方いってみましょう。

最近の興味深い英文の記事

イギリスでは2037年までに現在の20%の仕事がAIで自動化される

UK Economic Outlook by PwC- Link

PwC (Price Waterhouse & Cooper)というコンサルティングファームが UK Economic Outlookというイギリス経済の今後の動向に関してのレポートを先週出していました。AIがイギリスの経済に与える影響についての予測と考察に多くのページが割かれていましたが、一番のポイントとしては、2037年までに現在のイギリスの20%の仕事がAIによって自動化されるそうです。

しかし、おもしろいのはそれと同じくらいの仕事が新しく作られるようです。具体的な数字にすると700万ほどの仕事がAIによる自動化によってなくなり、720万ほどの仕事が逆にAIによって新しく作られるようです。イギリスの総人口は約6500万人(2017年)、就業者人口(勤労所得または自営所得を有する者)は約3200万人です。

(続きはこちらのリンクよりどうぞ。)

なぜAIは今回のワールドカップの予測で失敗したのか

毎回、ワールドカップのようなスポーツのイベントがあるとデータサイエンスティストやAI関連の研究員やエンジニアたちによっていかに正確に結果を予測するかというのが競われていたりします。

みなさんいろいろなタイプのアルゴリズムや手法を使って予測していたりしますが、こちらの「Why Did Artificial Intelligence Fail in the FIFA World Cup 2018?」という記事の中では今回のワールドカップの結果を予測しようとしていた3つの異なるグループの手法が簡単に紹介されています。その中の一つは機械学習の世界では王道のランダムフォレスト、統計学系のポワソン回帰、ランキングアルゴリズムを混ぜて予測モデルを作っていました。

そして以下のような結果を予測していました。

実際の試合結果は以下のようになっていますので、残念ながらあまり当たっていなかったようです。

ここで、ランダムフォレストというのは機械学習のアルゴリズムです。そして、機械学習とはAIの一部です。実際AIのシステムと言われたときは、多くの場合、裏では機械学習のアルゴリズムが使われています。そこで、さきほどの記事のタイトルにあるように、”AIの失敗”とされているわけですが、3点ほど私の方からの考察を述べたいと思います。

(続きはこちらのリンクよりどうぞ。)

日本と欧米の国家レベルのAI戦略を比べてみる

こちらのWeekly Updateでも以前中国のAI戦略を紹介しましたが(リンク)、実はこの15ヶ月くらいの間に他の主要な国々もAIテクノロジーの利用と開発にあたっての戦略を発表しています。

こちらに日本を含めそれぞれの国のAI戦略がハイレベルで簡単にまとめられています。どの国もフォーカスとプライオリティに差があって、お国柄が出ていると思います。

ここでは、いくつか参考になるのではと思ったいくつかの欧米の国の戦略を紹介します。

(続きはこちらのリンクよりどうぞ。)

Quote of the Week

“Experience by itself teaches nothing.”

経験自体は何も教えてくれない。

by E. Demings

What Are We Writing?

先週は、以下の記事をTeam Exploratoryより出しました。

What Are We Working On?

現在、次のメジャー・リリースとなるv5.0に向けた開発に取り組み始めたところです。こちらは新しいタイプのアナリティクス、ユーザー・エクスペリエンスの向上、ダッシュボードのインタラクティビティの向上となる予定です。ここ数週間は、多くのイノベーションをv5.0のタイミングでタイムリーに、さらに高品質で出せるようにするための下準備をしている段階です。来週ぐらいから少しづつ新機能の開発のニュースをシェアできればと思っています。

あと、最近、現バージョンv4.4のバグの修正のためのパッチv4.4.0.4をリリースしました。結構多くのバグが修正されているのでぜひ最新版をこちらのページよりダウンロードして下さい。

アップグレードは簡単です。具体的なステップやFAQに関してはこちらをご参照下さい。

次回データサイエンス・ブートキャンプ10月開催!

冒頭にも書きましたが、データサイエンス・ブートキャンプの次回の東京での開催は10月の中旬です。来週の火曜日で早割のディスカウント期間が終わりますので、データサイエンスの手法やデータ分析を一から体系的にいっしょに学びたいという方がいらっしゃいましたら、この機会にぜひご検討下さい!

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それでは、今週は以上です。素晴らしい一週間を!

西田, Exploratory/CEO
KanAugust(Twitter)


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