たとえば、以下のようなデータがあるとします。この中に、優先度をあらわすPriorityという列があります。列の値には、High、Medium、Low、そして、値がないことをあらわすNAのいずれかがあります。
ここで、このPriority列のデータがNAだったらTRUE、そうでなかったらFALSEの値が入った列を新たに作りたいとします。
さっそく、作り方を見ていきましょう。まず、Priority列のカラムヘッダメニューから、計算を作成(Mutate)を選びます。
列名にisNAと入力し、計算エディタの中に
is.na(Priority)
と入力します。is.na 関数は、その名の通りNAだったらTRUE、そうでなかったらFALSEを返す関数です。
TRUE/FALSEの値を持った列が作成されました。
もし逆に、NAだったらFALSE、そうでなかったらTRUEが値として入るような列を作りたい場合は、先ほどの式の先頭に感嘆符(ビックリマーク) “!” をつけると、結果が逆になります。
!is.na(Priority)
“!” は論理値の値をひっくり返すオペレータです。
NAだったらFALSE、そうでなかったらTRUEが値として入るような列が作成されました。