世界の地震と震源に関する解析

2021.5/21 18D2101005K 仙名瑛斗

気象庁の公開している世界の地震の震源データから, 2009 年~2018 年に起きたマグニチュード 4 以上の地震のデータを解析する。

以下のChart1は横軸に2009年1月から2018年12月までの1か月毎を取り、縦軸にその月に発生したマグニチュード4以上の地震の数をとった。

Chart 1

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グラフより2011年3月に地震が他の月に比べて非常に多いことが分かる。このことから地震というものは一定の確率で起こるのではなく、何か原因があったときに集中して発生する自然現象であると考えることができる。

次に地震が発生した場所を緯度(Latitude)と経度(Longitude)を用いて世界地図上に表したものがChart2のようになった、

Chart 2

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マグニチュードが7.0以上の地震に限定して、震源の位置を地図上に記したものがChart3である。 またマグニチュードが大きいほど円のサイズが大きく、年によって円の色を分けて表している。

Chart 3

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Chart 2とChart3より地震が発生するエリア、また大きな地震(マグニチュード7.0以上)が発生するエリアは大体決まっている。 このことより、地震というものはどこでも発生するものではなく、何か地震発生の要因があると考えることができる。

またChart2から地球に(北アメリカ大陸西部~南アメリカ大陸西部、日本~オーストラリア大陸を中心とした太平洋の西側)帯のように地震が発生する要因があると考えることができる。 地震の発生回数が多いエリアと大きな(マグニチュード7.0以上)の地震が発生するエリアは相関があるのではないかと考えた。

また日本周辺に関して、震源地の深さに関して考える。日本周辺の地震発生の震源地の深さをChart4で表した。色が濃くなると深くように示した。

Chart4

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Chart4から日本の太平洋側沿いで発生する地震の震源地は比較的浅いことが分かった。また三重県と福井県を結ぶ直線とその直線の延長線上では、震源地が深くなっている傾向がある。

この分布は日本酒編のプレートの配置によく似ている。太平洋側沿いの浅い震源を持つ地震は太平洋プレートと他のプレート、フィリピン海プレートと他のプレートによる地震であると考えた。

また深い震源を持つ自信は北米プレートとユーラシアプレートによる地震であると考えた。

このように震源の深さというものは、地震を発生させるプレートに依存するものであると考えた。