The Global Terrorism Database (GDT)は1970年から2016年までの、世界中のテロをの情報含むオープンソースのデータベースである。
国内外のテロ事件や国際的なテロ事件に関する体系的なデータが含まており、現在170,000件以上のデータがある。事件毎に日付や位置、使用された武器、対象の性質、犠牲者の数、そして識別可能な場合には関わったグループや個人の情報が取れる。
National Consortium For the Study of Terrorism and Response to Terrorism (University of Maryland)がGTDのオーナーであり、メンテナスをしている。
ここでは、GTDのデータを使い、様々な角度からデータを探索的に分析して見る。分析にはExploratory,Inc社の Exploratory Desktop version 4を用いた。
一番テロが多かった年は2014年で16,860件のテロが発生している。
方法としては、爆発による攻撃が一番多いことがわかる。
一番多いのは爆弾、ダイナマイト等の爆発物であることがわかる。
イラク国籍の人が一番多くテロにより負傷している。
件数で見るとイラクが一番で、パキスタン、アフガニスタンと続く。
Taliban, Shining Path (PL), ISISの3つである。
件数で見ると、イラクが一番で、パキスタン、アフガニスタンと続く。
割合で見ると、 モロッコが全体のうちの30%以上が自殺的なテロで一番多い。
IPS (Iraqi Police Service)が一番多く巻き込まれている。
GDTのデータをcountry_txt
がJapan
という条件でフィルターすると、 401件のテロが日本に関して記録されていることがわかる。
これを時系列(年)で見ると以下のようになる。
データにlongitude
(経度)とlatitude
(緯度)の情報があるので、これを地図にプロットして見ると、テロの発生場所は以下のようになっている。
犠牲者の数(nkill
)が一番多い行をtop_n
を使って探すと、 2014年イラクのTikritで起きたテロで、1500名の犠牲者が出ている。参考: Camp Speicher massacre
身代金を要求される割合は、1.61%とかなり少ない。
組織に所属しない個人による0.25%、極端に少ない。
中米及びカリブ海諸国でのテロが一番成功している。