可視化シリーズ 第3弾 - 「色」と「繰り返し」を使ってバーチャートを「分割」する

こんにちは

Exploratoryの白戸です。

前回は、バーチャートを使って国ごとのアクセス数を比べてみました。

今回は下記のように、「色(グループ化)」と「繰り返し」を使用して国ごとのOSのユーザー数を見ていきたいと思います。

データの可視化の目的

目的

各国のOS別の使用者数を知りたい

使用機能

  • バーチャート
  • 色(グループ化)
  • 繰り返し

それでは、実際にデータの可視化をしてみましょう!

可視化

前回と同様に、チャートはバーチャートを選択して、X軸にCountry、Y軸にuseridを選び、集計関数は「一位の数(UNQ)」を選びます。

※Otherはフィルタ機能を使用して非表示にします。

“国の数がたくさんあるので前回最も多い方から10個だけ残してそれ以外はOtherというグループにまとめました。(詳しくはこちらを見てください。)今回はOther以外に注目したいので、チャートのフィルター機能でOtherというグループを除外します。”

ちなみに、チャート横のマークをクリックして、複製を押すことで同様のチャートを作ることができます。 フィルタ機能なども引き継いているので便利です。

ここから、各国のユーザーのOS使用数を見ていきたいので、色(グループ化)を使用していきます。 色(グループ化)をクリックして、OSを選択します。

すると、各国の値にOS別の色がつきました。

MacとWindows比率がどの国でも高いことがわかります。しかし、USの値が大きいせいで他の国の値が見辛くなっています。

前回はフィルタ機能を使用しましたが、今回はズーム機能を使用してみましょう。

Japanの上からクリックしてAustraliaの下までドラッグします。

選択した範囲のみを拡大して表示してくれました。 もとに戻したいときは、チャート内をダブルクリックでもとに戻せます。

それぞれの国ごとに比率の差はありそうですが、MacとWindowsが多く、Linuxが少ないことはどの国にも当てはまりそうです。

次は、繰り返しで見ていきます。 色(グループ化)をクリックし、Noneを選びます。

これで、色分けを解除しました。

次に、繰り返しをクリックし、OSを選択してください。

そうすることで、OS別にチャートがそれぞれ作られました。

OSごとにソートしてくれているので、OS内での国の順序を知ることができます。

LinuxではBrazilが多く、MacではCanadaが中間層にいますね。FranceはどのOSでも中間層にいるようです。 繰り返しにすることで、それぞれの国ごとのOS別の使用者数が違うことがわかりました。

まとめ

今回はバーチャートと色(グループ化)、繰り返しを使って、ユーザーの使用しているOSを国別にみていきました。

観察できたこととして、当たり前かもしれませんがそれぞれの国ごとに使用されるOSの数に違いがあることがわかりました。

分割してみて、各国のOS別ユーザー数はわかりましたが、割合はどうなのか気になりました。 そのため、次回は色と表計算を使用して、OS別の割合を可視化していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ぜひ次も読んでください!


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