学校からはじまるデータサイエンスの民主化

世界中のビジネスは過去20年の間にソフトウェアによって飲み込まれ、例えば家電業界はApple、Google、広告業界はGoogle、Facebook、小売業界はAmazon、自動車業界はTeslaといったソフトウェアが強い企業に支配される世の中になってしまいました。そして、現在は世界中のビジネスがデータとAIによって飲み込まれていってる最中です。

そこで、データをもとにビジネスの成長を加速させていくのが当たり前であるシリコンバレーなどにあるテック企業では、その担い手となるデータサイエンティストの獲得と教育に全社をあげて大きな力を入れています。

我が日本でも現在、内閣府・文部科学省・経済産業省といった省庁が中心となり、将来の日本を背負っていくことになる300万人近くの全大学生が卒業後日本を含めた世界中の様々な分野で活躍していくために必須であるデータサイエンスという武器を身につけるための教育を行うことで、と大号令をかけています。

しかし、これまでの統計学のように国や公的機関によって確立されたカリキュラムや教科書というものがないため、データサイエンスの教育を任された大学の方としても、いざデータサイエンスのカリキュラムや教材を作るとなると、どこから始めればよいのかわからないというのが現実です。

実際、弊社Exploratoryの方にも多くの教育機関関係者様より「データサイエンス人材育成のための教育プログラムをどう作っていけばよいか」といった相談や悩みの声が寄せられております。

データサイエンスは、インターネット、モバイル、ソーシャルメディア、オープンデータによってデータ量、データのタイプともに日々増加し、さらにシリコンバレーに代表されるテック企業や世界中に広がるオープンソースコミュニティによってそうしたデータを分析するための新しい手法やテクノロジーが開発され、スタートアップを含めた様々な企業はそうした手法やテクノロジーを現実の世界で試し、そして改善してというプロセスを毎日繰り返していくという大変進化の早い世界です。

世界中でもデータサイエンス教育に関しては、現場の人達が現場の経験をもとに実験、改善のプロセスを繰り返しながら手探りで作り上げていっているという状況ですが、ここ日本でも一部の先進的な大学ではすでにデータサイエンス教育のプログラムを始められております。さらに最近ではより多くの学生を対象にプログラミングなしでデータサイエンスを効率的に学ぶことができるツールであるExploratoryを使ってデータサイエンスの授業をされている大学も増えてきております。

そこで、この度はそうしたすでに大学でExploratoryを使ってデータサイエンス教育を始められている先生方をお招きし、日本の大学の現場でのデータサイエンス教育の取り組み、うまくいったこと、いかなかったこと、これからの課題といった話を共有していただくことになりました。

これからデータサイエンス人材育成のための教育プログラムを作り上げていこうとされている方、また、すでに始められている方にとっても、他の学校の現場での経験から多くのヒントが得られるのではないかと思っております。さらに、こうした場を提供させていただくことで、教育機関関係者様たちの情報交換、さらに同志として横のつながりを作る機会になれば、データサイエンスの民主化を目指している弊社Exploratoryとしましても幸いでございます。

より多くの学生の方がデータサイエンスをただの学校で学ぶ知識としてではなく、学校を卒業し、これからのデータとAIの時代にまさに必要とされるスキルと思考法を習得していくためのデータサイエンス教育とはどうあるべきなのか、そういった点に関しても当日用意しておりますパネル・ディスカッションの方でお話できればと思っております。

もちろん、教育機関関係者だけではなくデータサイエンス教育に関して興味のある方は誰でもご自由にご参加下さい。学生の方も大歓迎です。こちらのセミナーは無料となっております。

対象者

  • 教育機関の関係者の方
  • データサイエンス教育に関して興味のある方
  • 学生の方

アジェンダ

録画

各ご登壇者様のご発表の録画は以下のリンクから確認いただけます。

  • データサイエンスの民主化セミナー(録画)- リンク

開催要項・参加方法案内

日時 : 2022年 3月18日 (金) 12:00〜14:00(11:45開場)
会場:Zoom会議にて実施いたします。
参加方法:今回のセミナーではオンラインのWeb会議ツールのZoomを利用します。下記のお申し込みフォームより必要情報をご記入のうえ、ご送信ください。入力いただいたメールアドレス宛に当日のZoomの会議URLおよびパスワードを送付させていただきます。

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